中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
鞍山・玉仏苑(あんざん・ぎょくぶつえん)
鞍山・玉仏苑は、中国国家AAAA級の観光区として遼寧省鞍山市玉仏山風景区の中心に位置し、面積は4.6万㎡あります。
玉仏苑の3面は山に囲まれ、1面は湖を臨み市街地が一望できます。
天王殿、仏舎利堂、玉仏閣、住持楼、玉帯橋、羅漢勝地などで形成され、世界最大の翡翠(ひすい)で仏陀(ぶっだ)像を彫った彫刻が一番有名です。
2002年12月12日に、イギリス・ギネスブックにも認定され、国宝と賞賛されています。
玉仏苑にある玉仏閣の高さ33メートルは、仏教の「三十三天」にちなんだものです。
玉仏閣は、中国国内最高の古典建築物の1つに数えられています。
構造は幅66メートル、奥行き58メートルの入母屋造りです。
ひさしの上にひさしがあり、紅色の琉璃瓦に覆われて光り輝き、その姿はとても壮観です。
「玉郷」と言われる岫岩で1960年に、巨大な玉石 が発見されました。
体積は100.68立方メートル、重さは260.76トンもあります。
7つの色で施されており、色彩感に富み、光沢があって実に壮麗です。
玉は中国では西洋の金と同じ様に非常に貴重なものとされており、神秘性と象徴性を備えた“自然の宝”と言われるほどです。
32年間も地中に眠っていた玉石を掘り起こし、120人にのぼる彫刻師が17ヶ月かけて精緻な玉仏に彫刻しました。
早朝の鐘に夕暮れどきの太鼓の音。
玉仏苑はその魅力で今もなお、世界各国の数多くの観光客を引きつけています。