中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
レンタル自転車【共享単車】
共享単車(レンタル自転車)が瀋陽にもやってきて、最近話題になっています。
共享単車(レンタル自転車)は、2015年5月に北京大学で最初に登場し、北京市内で運用が始まりました。
その後、2016年12月8日に広州・天津でも運用が始まり、2017年3月に瀋陽にもやってきました。
瀋陽では、3月8日から当初7千台のレンタル自転車で約2ヶ月間の試験運用が行われ、5月10日までの間に4万台まで増え、今ではこの緑色の自転車を街中でもよく見かけるようになりました。
現在では、瀋陽市内での利用にはほぼ問題が無いようです。
この試験運用期間の2ヶ月間の間で、総使用者数は累計50万人を突破し、1日あたりの総利用回数は約25万回にものぼります。
1番利用回数の多い利用者は、2ヶ月で363回利用し、1日約6回の利用をしたそうです。
この共享単車(レンタル自転車)を利用するには、まず携帯電話のアプリケーション「酷骑共享单车app」をダンロードし、アプリケーション内に携帯電話番号と身分証明書を登録します。
登録時には、298元の保証金が必要となります。
自転車をレンタルするには、このアプリケーションを利用して、自転車に付いているGPSを検知し、地図上に空いているレンタル自転車を表示させて、表示されている自分の場所に近い所にある、空きレンタル自転車を予約します。
その後、GPSを頼りに自分の予約したレンタル自転車の場所に行き、自転車に付いているQRコードをアプリケーションで読み込むと、自転車のロックが解除され、使用する事ができます。
使用後は、自分の好きな場所に放置して、アプリケーションでQRコードを読み込むとロックがかかり、使用終了(返却)となります。
料金は30分単位で計算され、値段は30分0.3元で、支払いの方法は、アプリケーション内に登録した銀行の口座から引き落とされます。
登録した最初の10回は、お試しとして無料で使用する事ができますし、登録時の保証金298元は、登録を解除すると払い戻されます。
共享単車(レンタル自転車)の瀋陽地域担当者によると、共享単車(レンタル自転車)では瀋陽市内に40以上の運営チームがあり、3キロ毎に専門の修理人がいて、故障の連絡を受けたらレンタル自転車に付いているGPSで場所を確認し、1時間以内に故障現場に到着できるようです。
中国では、ロックやチェーンを何重にかけていても、自転車を放置すると盗まれる可能性が極めて高い為、このような乗り捨て型のレンタル自転車は、かなり人気が高いようです。