中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
2017年の中国の春節(旧正月)は1月28日です。
2017年の中国の春節(旧正月)は1月28日です。
中国の田舎の方では、陰暦(旧暦)の25日になると少し慌ただしくなります。
陰暦(旧暦)の25日は豆腐を作ります。
昔の中国の田舎の方々は、お金があまり無く、春節の来客をもてなす時の為のお肉をなかなか買う事ができませんでしたので、豆腐を作ってお肉の代わりとしました。
豆腐の原材料は大豆ですので、あまりお金がかからずに作る事ができます。
また、豆腐(dòu fu)の腐(fu)が、福(fú)と発音が同じなので、新年一年の福を祈る意味もあります。
現在では、お金の節約ではなく、昔からの風習として豆腐を作る習慣が残っている所もあります。
陰暦(旧暦)の26日は豚肉を捌きます。
中国の田舎では、豚を飼っているところが多くあり、その名前は年豚と言います。
その豚は、春節(旧正月)を迎えるために飼っている豚で、26日に捌いて食べます。
元来、その豚肉は神明へのお供え物で、神明に豚肉を捧げて幸福を祈ります。
神明へのお供えと共に、近所や親戚などを呼び、みんなで一緒に豚肉を食べます。
その賑やかな雰囲気は、新しい一年に幸運をもたらすとされています。
陰暦(旧暦)の27日は鶏を殺します。
中国では、春節(旧正月)前の30日から春節(旧正月)後の30日までの1ヶ月間は、殺生はしない風習があります。
その為、27日に鶏を殺して春節(旧正月)期間の食料として備蓄します。
また、鶏(jī)の発音が、吉(jí)と同じなので、新年一年の吉を祈る意味もあります。
難しい事や大変な事はなるべく先に行い、簡単の事だけを春節に近い日に行うようにします。
陰暦(旧暦)の28日は馒头(饅頭/まんじゅう)を作って食べます。
この日は馒头(饅頭/まんじゅう)を作って食べます。
馒头を作り完成したら、馒头の上に赤い点を付けます。
赤い点が4つの時は「四季平安」の意味で、5つの点を付けると「五福臨門」の意味になります。
陰暦(旧暦)の29日はお酒を買います。
中国の春節(旧正月)では、普段バラバラに生活をしている家族も、30日に戻り家族が揃いますので、その前日の29日にお酒を買って戻ってくる家族を待ちます。
都会に比べると、田舎ではひと味違った春節(旧正月)の雰囲気を感じる事ができます。