中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
春節(旧正月)の中国の若者のストレス
2月の終わりと共に、2016年中国の春節(旧正月)の幕が下りました。
昔から中国人にとって春節(旧正月)は、休みも長く親や親戚と一緒に過ごす日々は楽しく、一番好きな祝日です。
しかし、現在は生活のリズムが変わるにつれ、実家に帰りたくないという若者達が増えてきています。
原因の一つとして、実家に帰ると親や親戚等周囲の人からの質問が多く、楽しい思い出を作る事が難しいようです。
中国人の20代・30代の若者が、周囲の人から聞かれて一番困る質問があります。
彼女・彼氏が居ない人は、「いつ彼女・彼氏は出来るのか。」「お見合いには行ったのか。」等々。
彼女・彼氏が居て、まだ結婚していない人は、「いつ結婚するのか。」「新居はもう買ったのか。」「新居の平米数は何平米か。」「1平米は幾らなのか。」等々。
※ 中国では、結婚する時に男性側が必ず新居を用意しなければならないと言うしきたりがあり、20代・30代ではマイホームを購入する事が難しく、男性側の親が新居を用意する事が多いようです。また、男性側の親も新居が用意できない場合、結婚自体が出来ないと言う事が多々あります。
すでに結婚している人は、「子供はまだできないのか。」「女の子と男の子はどっちがいいか。」「子供は何人欲しいか。」等々。
この様な質問攻めの圧力の元、春節(旧正月)の連休帰省は取り調べのような感じになっています。
現代の若者の春節(旧正月)休暇は、仕事や日常の生活等より、かなり大きなストレスとなっているようです。