中国生活ブログ»中国の中秋節 - 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】

中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】

中国の中秋節

中国の中秋節

中国の中秋節

2013年の中秋節は、9月19日で、陰暦(旧暦)の8月15日は秋の半ば(中秋)にあたり、中国では月を祭る日とされてきました。

古くからお月見の習慣はありましたが、現在の中秋節に固定化したのは唐時代以後であり、中秋の名月こそ一年中で最も美しい月とされました。

清時代では、元旦・端午とともに三大節として重視され、商業取引の決済期でもありました。

庭先に設けられた祭壇上には、太陰星君(月の神)やウサギなどを描いた紙製の月光馬児が立ち、その前に月餅(げっぺい)や果物・枝豆・鶏頭の花などを供えて月を祭りました。

中秋節の夜には、各地方で月を祭り、お月見を楽しみます。

一家団欒の食事を済ませてから庭にテーブルを置いて、月餅やリンゴ・ブドウ・スイカなどの丸い形の果物を並べます。

また、スイカは蓮の花びらの形に切って「花好月円」(花は美しく月は丸いく、円満で仲睦まじい)という意味を表します。

現在マンションに住んでいる人は、ベランダでしかお月見ができなくなってしまいましたが、多くの家庭は、早めにレストラン等を予約して、外食をしながら月見を楽しむ人が増えてきました。

中秋節に月を祭る時には、必ず月餅や果物がなければなりません。

月餅はいつごろ生まれたのかは諸説がありますが、南宋の『武林旧事』(宋代・杭州の繁盛記、周密著、10巻)には、すでに「月餅」という表記が出てきます。

その後、明代(1368~1644年)になると、団欒の意味を表す月餅は、中秋節の供え物や民間の贈答品として形作られたようです。

お菓子屋さんが作る月餅は、多くが嫦娥・広寒宮・玉兎などのデザインになっており、「中秋快楽」などの縁起のよい言葉を刻んだ月餅の型に、材料や餡を入れて、それを圧しつけ、焼きあげます。

各地方によって、使う餡や風味が異なるため、現在月餅の種類は200以上あるといわれています。

この中秋節の風習が代々受け継がれてきました。

中秋節は、全世界の華人たちが一家団欒を祝う美しい祭日です。

「海上生明月、天涯共此時」と歌われるように、中秋節は中国の人々が家族の親睦や民族の団結、国家の統一を祈願する願いの日でもあります。

中国の中秋節

中国の中秋節

中国の中秋節

中国の中秋節

中国の中秋節

中国の中秋節

中国の中秋節

中国の中秋節

コメントをどうぞ



「モッピー」楽しくポイント貯めてお小遣いGET!

中国生活ブログ 最近の記事
中国生活ブログ カテゴリー一覧
中国生活ブログ 月別アーカイブ
コンテンツ一覧
サイト内検索
AD広告