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2013年の中国の端午節は6月12日

中国の端午節

中国の端午節

2013年の中国の端午節は6月12日です。

6月10日から6月12日までは、中国では連休になります。

日本と中国での端午節の語源を調べてみました。

中国の「子供の日」にあたる【児童節】[ér tóng jié]は6月1日です。

「児童節」を中国政府が定めたのは2002年で、まだ歴史の新しい祝日です。

それに対し「端午節」は、春節・中秋節に並び、中国の三大伝統節句とされています。

つまり日本の「端午の節句」は、中国の端午節が伝わったものですが、日本の習慣の中で独自な変化が加わって発展するうちに、「子供の日」という意味が加わったと考えられます。

中国にもちまきがあります。

ちまきは中国語で【粽子】[zòng zi]と言い、米を竹などの植物の葉で包み、それを茹でたり蒸したりすることで、植物から出る灰汁が防腐剤代わりとなるので、保存食として食されてきました。

中国では古くからある食べ物で、各地方や民族独特の工夫が凝らされて進化し、現在も中国各地に「ご当地ちまき」が数多くあります。

旅先の屋台などで、出来たてのちまきを食べた事がある方もいらっしゃる事でしょう。

ちまきは、平安時代には日本に伝わっていました。

日本に伝わってからは、中国のちまきに近いお弁当の形式であるちまきや、独自に変化していって生まれた羊羹(ようかん)やお饅頭に近い和菓子の形式のちまきがあります。

お弁当形式のちまきは、「中華料理」、和菓子形式のちまきは、「お菓子」といった感じです。

日本では、中国からちまきを食べる習慣を取り入れた上に、柏餅も食べるという習慣を加えて変化・発展してきました。

この事が、「端午の節句」が「子供の日」に変わって行った背景として影響しています。

「端」言葉には、「はじめ」という意味があります。

「端午」は「午のはじめ」の事であり、十二支を各月にあてはめた時、「午の月」は5月になりますので、「端午」は5月の初旬という意味となります。

「端午」の【午】[wǔ]は、数字の【五】[wǔ]と一緒で、日本語も『ご』の発音は一緒です。

暦が生活の中に浸透しつつあった素朴な時代に、5月の初旬の5日はゾロ目ですし語呂もいいという事で、やがて「端午」という言葉が5月5日に結びついて来たと思われます。

中国から日本へ入った歴の文化や習慣が、色々な形で日本独自の形になった物はとても多く、この違いを話題として中国の方などとの会話をするのもよいかもしれません。

中国の端午節

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