中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
2013年5月1日『国際労働節』
日本では、今年のゴールデンウィークを一週間以上の長い休みにしている企業もたくさんあるかと思います。
こちら中国でも、5月1日を労働節として国民の祝日になっています。
今年は、4月29日30日5月1日を3連休にして、多くの中国国民が様々なイベントや旅行にと、休日を楽しんでいます。
休日中は高速道路が全線無料になり、観光地の入場料も割引されるなどで、高速道路や鉄道、空港などが大混雑になります。
特に瀋陽のある東北地方は、長い冬が終わって春の訪れと労働節が重なり、皆が心待ちにしていた休日なので、公園や広場にはたくさんの親子連れなどが、楽しそうにはしゃいでいる姿が見られます。
労働節とは、ゼネラルストライキから由来する国際労働節で、全世界の労働者たちの祝日です。
1886年5月1日、毎日八時間までの作業制度を求める、二十二万人近いシカゴの労働者たちは、ゼネストを断行し、流血事件にまで発展したこの困難な闘争は、最終的にシカゴの労働者たちが勝利を勝ち取りました。
この過酷で偉大な闘争を記念するため、1889年7月当時の「第二国際」(Second International)は、毎年5月1日を国際労働節にすると宣言し、世界各国の労働者たちの積極的な賛同と反響を巻き起こしました。
中国では、中華人民共和国成立後、中央人民政府が1949年12月に毎年5月1日を労働節と定め、メーデーが中国の法定休日となり、メーデーの間は、中国の人々は様々なお祝いの集会と文化やスポーツ等のイベントを行い、国や社会のために大いに貢献した労働者たちが表彰されます。