中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
2013年の寒くて暖かい春節(旧正月)
中国瀋陽は、地図上の緯度ですと日本の青森と同じ位の場所に位置しますが、大陸ですので湿気が少なく乾燥していて、気温は氷点下20度を下回ってとても寒いのですが、今年は特に例年より寒いです。
中国瀋陽の冬の季節は、年度に3回~5回位しか雪は降らないのが普通なのですが、今年はすでに10回以上雪が降りました。
その為、今年は路面の凍結が激しく、例年以上に滑りやすくなっている為、滑って骨折する人が増えています。
バスに乗ると、窓ガラスの霜がガチガチに凍って真っ白になっており、全然外が見えません。
2月10日春節(旧正月)の日も雪が降り、風も強く氷点下20度以下になりました。
外に出かける人々は完全防寒で、顔も露出部分を少なくする為、目だけしか見えない着装をしています。
しかし、寒い冬の低い気温とは逆に、人々の心は春節(旧正月)の到来と共に暖かくなります。
春節(旧正月)は、中国で最も重要の祝日として、春節(旧正月)の時期は、泥棒ですらお休みをし、人々は半月間ほど家族、親戚たちと新年を祝い、休日を楽しみます。
旧暦の大晦日と新年(春節)の日は、最も盛り上がります。
深夜0時の年越しの時に、餃子を食べ、大晦日の朝食と夕食は、1年の中で一番重要な食事として、魚や豚足など縁起がよい物しか食べず、おかずの数も10個、12個のというように、縁起のよい偶数の数だけ作る等の様々なルールがあります。
食事以外にも、切り紙細工、対聯(たいれん)「一定の規則に従い文字を3枚の赤い紙に書き、建物の入り口または部屋の中のメインの飾り場の両側と上に張る」、福字貼り「福の字の張り紙」なども行います。
夜になると家族全員が揃って、アーモンドや松子などの木の実を食べながら、テレビを見たり麻雀をしたりして過ごします。
深夜0時の年越しの時には、皆で爆竹や花火をやるので、お互いの会話が聞こえないほどになります。
この爆竹や花火を行う事は、大晦日の日から春節の15日後までの期間は、中国の国も認めています。
年が明けて春節(旧正月)の日になると、子供は大人に年賀の挨拶をしてお年玉をもらう事ができます。
この日の朝食は、また餃子を食べるます。
近年、大晦日の夜の食事は外食がブームになっていますが、3・4ヶ月前に予約しないとなりません。
この中国全土の祝日対して、各デパートやレストランなどでも様々なイベントが行われています。
また春節の期間は、ほとんど全ての道沿い木や広場等は、綺麗なネオンで飾られています。
この春節お祭りは、大晦日の日から春節の15日後まで続きますので、この16日間の期間は、全てお休みにする企業やお店等も多いので、中国の企業やお店と交易されている方や、この期間に滞在される方は注意が必要です。