中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
中国瀋陽の韓国新城
瀋陽市は、中国の中でも朝鮮族、韓国の方たちが多く住んでいる都市です。
過去数回ブログで西塔コリアタウンを紹介いたしました。
今回は、西塔街(コリアタウン)の北に位置する韓国新城(漢旦城)をご紹介します。
5年前に建てられた韓国新城はビル棟とマンション棟からなり、ビル棟3階には韓国国内でも有名な漢旦城明殊というサウナ(桑拿浴)があります。
ご利用は簡単で、受付後に脱衣室で着替えた後に各設備をご堪能下さい。
施設内は充実していて、中国居るのか韓国に居るのか分からない錯覚に陥ります。
特にお勧めは「プル釜」で、新陳代謝を活発にする働きなどを持つという黄土と、デトックス効果があるという麦飯石がふんだんに使われています。
他にも岩塩、紫水晶などが楽しめます。
プル釜(火釜)とは、韓国で普及しているサウナの一種です。
トロッコの上に3m×1m×1mくらいの立方体の薬石(主流は麦飯石)を積み上げ、これを釜に移動させて700℃~800℃くらいまで加熱します。
灼熱状態になった薬石を部屋に戻して、そこから発する遠赤外線を浴びるというものです。(移動式ではなく固定式のものもあります。)
釜から出てきたばかりの灼熱状態の薬石は、5mくらい離れていても充分に熱く感じ、汗が出てきます。
特に身体の調子が悪いところを温めると効果は抜群です。
特長は、自分と灼熱した薬石との距離を調節することで、効果的な温熱効果が得られます。
通常のお風呂やサウナでは、「入るか出るか」しかないわけですが、遠巻きに寝転んでのんびり休むような利用方法から、患部を近づけて思い切り温めることまで自由にできます。
遠赤外線は、身体の表面だけを温めるのではなく、身体の深部まで浸透して温めますので、高い温熱効果が得られます。
また、空気そのものを暖めているわけではないので、熱くても呼吸は楽にでき、息苦しかったりすることもありませんので安心です。
サウナ利用のオススメ時間は午前中で、朝から一日くつろげます。
サウナ等でゆっくりとくつろいだ後は、休憩室でドリンクを飲んだり、休憩美食コーナーで安価な本場韓国料理の食事が楽しめます。
美食コーナーのオーナーさんは、日本での13年間の在住経験をもとに、食に関する勉強を日々研究しており、ここの日式冷やし中華は最高に美味しいです。
麺は普通の中華麺を使用しており、錦糸卵は手作り、タレは酢と砂糖などの絶妙な味付けです。
おそらく日本ではなかなか味わえない独特な味のバランスになっています。(少し甘めになっていますのでお子さんも安心です)
他にも日式の酒のおつまみなどは、食材があればリクエストに応じてくれるサービスがあります。(その場合には電話での予約が必要になりますので、食べたい食材をリクエストしてみてください。)
もちろん、本場韓国料理も美味しいです。
食後にはコーヒーのサービスもあります。(言わないと忘れることもあり。笑)
オーナー曰く、「もっと日本食を勉強して、皆さんに(特に日本の方)美味しい料理を安くご提供していきます。」と心強く語ってくれました。
ちなみに、冷やし中華は25元(日本円約325円)です。
中国料理に飽きたら韓国料理や家庭的な日本食で少し気分転換もできます。
中国語がわからない方は、サウナ受付のすぐ側にある美食コーナーのオーナー「姜さん(きょうさん)」に声かけると、いろいろと面倒を見てくれます。
ビル内には他にも、ロッテリア(24時間)、喫茶店、ケーキ&パン、クリーニング店、化粧品店、24時便利店(韓国コンビニ)、カラオケ店、マッサージや美容室、旅行会社、外語学校(中国語の可)、内科などの病院があり生活にはとても便利なビルです。
場所は、皇姑区長江南街3号、目標は天時(天池)国際ホテルの対面で、ちょうど西塔(コリアタウン街)と北行(地下商業地区)の中間に位置し、瀋陽太原街や瀋陽北駅へのアクセスは良い場所です。