中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
中国の美味しい特色麺「米銭」(こめせん・べいせん)
中国には美味しい食べ物がたくさんありますが、今回紹介するのは、米銭です。
米銭は、日本のうどんと同じ位の太さと食感があり、熱々の煮込みうどんの様な食べ物です。
米銭は中国の中国南方地方発祥ですが、近年中国東北地方にも流行して来ました。
米銭の種類は色々とありますが、その地方の特色や栄養のバランスが考えられて様々な種類があります。
過橋米銭、玉溪小鍋米銭、豆花米銭、涼米銭等色々と種類がありますが、特に有名なのは米銭の産地雲南省の過橋米銭です。
過橋米銭は百年近い歴史があり、 1920年昆明市で初めて「仁和園」という米銭店が開業しました。
過橋米銭の由来には、美しい伝説があります。
受験を控えたある男の人は、毎日この辺りで勉強していましたが、その男性の妻はその男性の所に毎日を食事を届けていました。
ある時妻は用事を済ませた後に食事を届けた為、いつもの時間通りに食事を届けることが出来ませんでしたが、妻が用事を済ませて食事を届けた時、まだ食事はホカホカと暖かく冷めていませんでした。
食事の上には厚い一層の膜が麺を被っており、断熱効果を果たしていました。
これに気がついた妻は、太めの麺を熱いニワトリのスープの中に浸した後、お椀の中に入れる事で膜が出来る事を知り、この食事を旦那に食べさせた所非常に喜び満足しました。
この事が美談として伝えられ、人々はこの男性の妻を称賛するため、この食事を「過橋米銭」と名付けました。
米銭の麺の材料は、名前の通り私たちが毎日食べているお米です。
まずお米を水に1時間位浸し、その浸したお米を粉々にして、歯ごたえを出す為に少し添加物を入れてかき混ぜてから少し太めの麺にします。
米銭は温かい食べ物ですが、この夏も大人気でした。
瀋陽にもたくさんの米銭のお店があり、色々な味の米銭は瀋陽の人々にも大人気の食べ物になっています。
瀋陽に来たら、この美味しい米銭を是非とも食べてみて下さい。