中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
中国の七夕節バレンタインデー!
今年中国の七夕節は、西暦で8月6日です。
中国では2月14日もバレンタインデーですが、それは西洋から後年に流行してきた祭りで、中国の伝統的なバレンタインデーは七夕節で、毎年旧暦の七月七日になります。
つまり、現在の中国ではバレンタインデーが年に2回あります。
中国の七夕節には、たくさんの由来・伝説があり、人々が大自然に対する崇拝と興味が始まってからとされています。
三・四千年前から、人々は天文の認識と紡織の技術生産が始まり、この頃から彦星と織姫星の記載があります。
現在の中国では、多くの人々が七夕節を単なるバレンタインデーとして過ごしていますが、地域によっては伝統的な風俗習慣が続いています。
中国の四川地区では、七夕節を「七月香節」と呼び、この地域の人々はみんなお酒、肉、お茶、塩、米を各茶碗二つ、箸を二双を用意して、先祖を参拝します。
大切なお祭りなので、外で仕事をしている人もこの時は家に戻るそうです。
中国の広西地区では、七夕節を「蓄水」や「双七水」と呼び、旧暦の7月6日の夜9時頃に老若男女問わずみんな河へ行きます。
伝説によると、この日に河で水浴びをすると邪気と病が消えます。
中国の江南地区では、七夕節を 「七夕橋会」 と呼び、娘たちが当日の夜に一同に集まり、みんなでカボチャの棚の下に行くと、牛郎と織姫の話し声が聞こえてくる事があり、話し声が聞こえた娘は、すばらしい愛情がもらえるという伝説があります。
中国の東北地区では、家族みんながこの日に集まって、織姫を参拝して、自分の叶えたい事等を心で祈ります。
現在では、昔の風俗習慣のかわりに、男性と女性がお互いにバラの花やチョコレートをあげますが、もちろん人によってはその他にも色々なプレゼントもあげます。
各企業や大型スーパーなどは、この七夕説のイベントに便乗して、商品の割引やイベントなどが始まりました。
今年の瀋陽中街では、愛情というコンセプトでシンボルイベントを行っています。
中街大悦城で「愛星座 過七夕」というタイトルでイベントが行われ、当日は十二星座に詳しい台湾の専門家が来たようです。
中街の興隆大家庭でも、様々な割引セールやイベントなどの活動を行っています。
この幸せな七夕説の雰囲気の中で、七夕節バレンタインデーを過ごしている時を忘れないように、当日の夜は牛郎星と織姫星が見えるそうです。