中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
中国瀋陽コリアンタウンにある「平壌館」
瀋陽市北西部にある西塔「西塔・シー1ター3(xī tǎ)」と呼ばれるコリアンタウン(韓国・朝鮮街)に、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の国営が運営しているレストラン「平壌館」があります。
>>『西塔地区のコリアンタウン』(2009年5月27日ブログ)
>>『瀋陽の西塔(コリアンタウン)朝鮮族・韓国街』(2010年1月26日ブログ)
コリアンタウンといえば、日本の東京では大久保、東上野、大阪では鶴橋が有名ですが、世界ではアメリカロサンゼルスのウィルシャー地区と、ここ中国遼寧省瀋陽の西塔街が世界2大コリアンタウンとして有名です。
中国に居ながら韓国・朝鮮の料理や文化が楽しめる地区で、デパートやスーパーもありめずらしい物が色々と発見できます。
西塔街は、昼と夜の街の雰囲気が違います。
そんな西塔街にチマチョゴリ(日によって違います)を着た女性二人が、入り口に立ちお客様を迎えてくれるお店は、今回ご紹介する「平壌館」です。
ここ「平壌館」は、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)国営が運営しているレストランで、
以前は入り口に北朝鮮の国旗が掲げられていましたが、中国政府からの要請で今はありません。
おそらくは韓国への配慮ではないかと思います。
店員の胸には北朝鮮の国のバッチを付けていますが、店内には将軍さまの写真は飾ってはありませんでした。
「平壌館」の1階は、コーヒーなどが飲める喫茶風で、2階は朝鮮料理のレストランになっており、個室と大広間があります。
大広間の中央には、北朝鮮のショーを観て楽しめる小スペースがあり、楽器(ドラムやエレクトーン)などが置かれています。
季節や時期にもよりますが、夜7:30から30分間はショータイムとなり、歌の披露や楽器の演奏、踊り等が楽しめます。
こちらのショーの撮影はOKですが、その他の場合は直接お店に聞いてみて下さい。
ここ「平壌館」は、中国国内の観光ツアーもよく来ており、のショータイムのみを観て帰るツアーが名物の場所でもあります。
観光客は、それぞれ携帯電話のカメラや写真機等で撮影して、演目が終わるたびに「漂亮」の声や拍手でにぎわいます。
「平壌館」以外では、すぐ近くの朝鮮レストラン「牡丹館」でもショーが楽しめます。
一般のお客さんの多くは韓国人ですが、最近は中国人(朝鮮族や漢族)も多いようです。
料金は日本円で一人約4000円前後で、小瓶の焼酎(42度)とキムチ、刺身の盛り合わせとビール2本頼んで一人約320元(4160円)でした。
日本人の方は、刺身関係は頼まない方がいいかもしれません。
サーモン、マグロ赤身、ひらめ等を注文してみましたが、出てきた瞬間にんじんとダイコンの盛り合わせかと思いました。
味等は、ご想像にお任せいたします。
【ちょこっ・と中国語(標準語)】
中国語で容姿のきれい「漂亮・ピィァオ4リィァン(piào liang)」。
第一声、- 、1:高い音を一定に保ちます。子供がダダをこねた感じの声「イーダ!」
第二声、/ 、2:中くらいの音で一気に高い音へ急上昇させます。驚きの「エエッ?」
第三声、∨ 、3:低い音から力を抜く感じで中くらいの音に引き上げます。がっかりした「アーァ」
第四声、\ 、4:高い音から一気に低い音へ下げます。カラスの鳴き声の「カァーッ!」または、激しく怒る時の「コラァー」
声調記号の無い文字は、軽声になり軽く普通に発音をします。