中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
2011年の瀋陽の清明節の様子!
清明節とは、中国では伝統的な行事の一つでご先祖のお墓参りをします。
>>2010年4月5日の中国瀋陽イベントブログ参照。
日本ではお彼岸にあたる年中行事ですが、もう一つとして春を向かえ郊外にピクニック(散策する日)でもあり「踏青節」とも呼ばれています。
最近ではお墓参りをした後に、ピクニック気分で春を楽しむことが多くなりました。
中国では、古くから春の緑茶は清明節の近い季節に摘むほど、香りや甘みがあるとされ高級品とされています。
中国語で清明節「清明节・チン1ミン2ジェ2(qīng míng jié)」は、お墓参りする伝統行事の日で、踏青節「踏青节・ター4チン1ジェ2(tà qīng jié)]は、春の行楽シーズンで「青は若草を意味し、草を踏んで出かける日」です。
今年の瀋陽では、4月3日から5日までの期間で先祖のお墓参りに行く人たちは、一日約60万人もおり、この期間を利用して旅行を楽しむ家族の姿も多く見られます。
現在瀋陽では、この清明節の期間をを利用して、一週間前後の長期のお休みが多くなりました。
この期間は、鉄道・バス等の交通機関や自家用車を利用して多くの方々が出かける為、それらの交通機関や高速道路などは大変な混雑になっています。
ある臨時バスの発着所では、歩道の隅で堂々とお墓参り用の花やスコップなどが売られ、日本では白タクと呼ばれる個人の車を高額で送迎する勧誘者(呼び込み者)が多く見かけられます。
この日の臨時バスは50台以上増えていますが、朝早くから大勢の参拝者たちがバスの発着所で並んでいます。
警察官や行政機関でも無申請の路上販売者の取り締まりをしているようですが、あまり効果は無いようです。
清明節では、ご先祖様のお墓をきれいに掃除して、墓石にはきれいな花やお供え物をして供養をしていますが、ここ最近では交通渋滞の緩和からインターネットを通してのお墓参りが多くなっているようでもあります。
お墓参りをするネット上のサービス業を、中国当局が推奨しているようです。