中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
瀋陽もいよいよ春節(旧正月)の雰囲気
瀋陽もいよいよ春節(旧正月)が近づき、中国名物の爆竹や花火の販売開始です。
今年は1月23日から2月17日までの26日間が春節(旧正月)期間です。
2月17日という、中国伝統行事の「元宵節」と重なります。
スーパーや街角の仮設のテントで爆竹や花火が販売され、赤提灯の飾り付けや窓ガラスに切り絵の貼り付けが見かけられ、いよいよ春節(旧正月)の雰囲気が満載です。
現在中国国内は、春运期間で春節(旧正月)の大型連休を利用して、帰省や中国国内や海外への旅行シーズンを迎えています。
各高速道路、長距離バス、鉄道、航空などの交通機関や旅行会社では大忙しです。
中国東北地方では「小正月=小年」と言われていてお正月(春節)の準備に入ります。
旧暦の12月23日・24日(新暦1月26・27日)は、竈(かまど)の神を祭る「竈王節(灶王节(ザオワンジェ))」で小年ともいい中国南・北地方により違いがあります。
この日には、自宅でご馳走を作り家族全員揃って食事をします。
ちなみにこの日の献立は、魚の煮付け・キノコと豚や鶏肉の煮付けをメインにビールを飲み楽しく過ごしました。
竈王節では、食事の前にみんなで「过年好!」と来たる新年を迎える準備としていいます。
竈王節「灶王节(ザオワンジェ)」とは
台所の竈(かまど)の神様に感謝する日として、かまどの大掃除をして感謝します。
竈の神様に向かい一年間の収穫報告をし、台所に貼ってある神様の絵をはがして燃やし、春節後に新たな絵を貼ることで再び一年間の加護を祈念します。
神様へのお供えとして、麦芽糖やお酒や料理のお供えをして線香をたいて神様を祭ります。
大晦日に新しい「天上では良い報告、地上では平安」と書いてある竈の神様の絵を、竈の間(台所や食堂)に貼り、神様を迎えます。
残念ですが上記の神様の絵の習慣は、今では一部の地方だけで見られるようで、都心部ではほとんど見られなくなりました。
中国で「过年好!(過年好!)」とは旧暦の新年「春節(旧正月)」の際に言う挨拶です。
中国語で春節(旧正月)のことを「过春節」や「过年」(過年)ともいい、「过」という動詞は「過ぎる、過ごす」という意味の他に「特別な日を祝う」という意味があり、过生日(誕生日を祝う)や过圣誕節(クリスマスを祝う)などにも使われます。
中国の大晦日は、旧年と別れを告げ新年を迎える日なのでとても賑わいます。
街のあちこちで花火「煙花:イェン1ファ1(yān huā)」が夜空を輝かせとても綺麗ですが、爆竹や花火の音は少しうるさく、まるで戦争でもはじまったかの様な爆音が街中で鳴り響きます。
ですが、中国ではお祝い事には「爆竹や花火」は欠かせません。
大晦日「过年(過年)」の夜0時過ぎに爆竹や花火を鳴らし、朝にも爆竹や花火を鳴らします。
爆竹や花火の騒音に対しては気配りしません。
そんなことから春節(旧正月)のお祝い事はよいのですが、この時期の騒音がうるさくて「嫌いだ」と言う中国の人も少なからずいます。
日本の皆さんも、一度は中国の春節(旧正月)を体験されてみてはいかがでしょうか。
当ブログでは、今後ブログの中で紹介した「中国語の表現」を下記の様な形でご紹介します。
過年好「过年好・グゥォ4ニィェン2ハオ3(guò nián hǎo)」
春節「春节・チュン1ジェ2(chūn jié)」
花火等を観て、美しい「好看:ハオ3カン4(hǎo kàn)」となります。
日本の皆様に少しでも中国のこと、瀋陽ことを知っていただくよう努力して参ります。
また、皆様からの声やご要望を大切にして参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
【ちょこっ・と中国語(標準語)】
始めに
中国語の発音は抑揚(よくよう)「強めたり弱めたりする。」いろいろなメリハリのある言葉(発音)です。
発音には四つ(四声)があり、学習する上では拼音(ピンイン)と声調はとても重要で、その他には、軽声・変調があります。
その他のも難しい発音や同じ声調が重なる場合の表現などは、変わる場合がありますので注意してください。(辞書等を参考にして下さい。)
四声には4つの違う発音があります。
第一声、- 、1:高い音を一定に保ちます。子供がダダをこねた感じの声「イーダ!」
第二声、/ 、2:中くらいの音で一気に高い音へ急上昇させます。驚きの「エエッ?」
第三声、∨ 、3:低い音から力を抜く感じで中くらいの音に引き上げます。がっかりした「アーァ」
第四声、\ 、4:高い音から一気に低い音へ下げます。カラスの鳴き声の「カァーッ!」または、激しく怒る時の「コラァー」
カタカナとピンインの後に声調記号を表す数字で表現しましたので、是非この声調記号を覚えて参考にしてください。
たとえば、あいさつでは「你好:ニー3ハオ3(nǐ hǎo)」第三声、第三声となります。