中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
中国の「三九」って何?
1月に入ると、中国の特に東北地方で「三九」という言葉をよく耳にします。
「三九」とは、中国でもっとも寒い時期の事をいいます。
よく勘違いされるのは、中国国内の大きな会社である中国医療薬品の三九企業集団、(株)三九製薬があります。
中国では、二十四節季の冬至から冬の終りまでの日数を計算する習慣があり、9日間を一つの目安に数え、この期間は合わせて九日間が九つあり、日にちにすると81日あります。
81日の間の三番目の「三九」と次の「四九」に当たる18日間が、寒さがもっとも厳しい時期だと言われています。
当社がある遼寧省瀋陽市でも寒さが身に凍みます。
この時期の瀋陽は、天気予報の予想最高気温が-16℃で最低気温は-28℃です。
じっとしていても思わず足踏みしたり動物園にいる熊さんのように、行ったり来たりとウロウロして寒さを紛らしています。
風の強い時などは、顔の露出した部分が赤く染まり痛さが増します。
皆が普段利用する公共バスの中は冷凍庫のような状態です。
バスのガラス窓は氷結して綺麗な模様をしています。
この寒さの中でも、土日の休みなどでは親子連れでスケートやそり遊びを楽しんでいます。
うわ~っっ寒そうです(;゜゜) スケートやそり遊びするなんて元気ですね・・・
私が中国にいったときは真夏だったのでこの景色が信じられないです・・・
現在の瀋陽は、昼間でも氷点下13℃前後、太陽が沈むと氷点下25℃以下になります。
手足や顔がしびれる寒さですので、防寒靴、防寒下着、ももひきやタイツ2枚でも寒いほどです。
かなり寒いですが、地元の人々は元気に遊んでいます。
この時期に瀋陽に訪中される方は、足裏に貼るホッカイロ等防寒対策をしっかり準備して行きましょう。