中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
中国瀋陽にある経済開発区の影響と現在
昨年4月に中国国務院は、瀋陽経済区を国家級の経済開発区として認定し、国家新型工業化総合配置改革のモデル区とすることを正式に承認しました。
瀋陽経済区が、上海浦東や天津浜海新区などに続き、「国家総合改革モデル区」となることを示し中国全国初の新型工業モデル地区となります。
瀋陽経済区は、瀋陽市を中心として鞍山市、撫順市、本渓市、営口市、阜新市、遼陽市、鉄嶺市の8市からなる半径100kmとして、車で約1時間のエリアであり、総人口は約2,350万人都市化率としては65%と中国で最も都市化レベルの高い地域の一つになります。
また2020年までには、瀋陽経済区において各都市の経済一体化を実現し、東北アジア地区の重要な「経済センター」を目指しています。
瀋陽市は自動車産業奨励の他に、鉄道建設にも莫大な投資を計画していて、2010年に13路線の鉄道建設が開始しました。
主内容は、ハルビン~大連までの旅客専用線(瀋陽区間)、瀋陽~丹東までの旅客専用線、瀋陽~北京までの旅客専用高速鉄道、瀋陽鉄道東北環状線、瀋陽~阜新・錦州鉄道の改造、瀋陽~鉄嶺・瀋陽~撫順・瀋陽~遼陽・鞍山などで、合計130億元(日本円で約1,690億円)の投資を計画。
瀋陽鉄道網の建設により、瀋陽経済圏の発展に牽引効果をもたらします。
現在、瀋陽南駅、瀋陽駅、瀋陽北駅の新築及び拡張工事や鉄道高架工事も進められています。
瀋陽では近年、日本企業も中国瀋陽経済区に注目し、伊勢丹、古河電器、ブリジストン、安川電機、日本精工、東横IN、鹿島建設等の大手企業等が続々と瀋陽へ進出しています。
その他にも、多くの日本企業が瀋陽近辺に進出し、最近ではヤマダ電機も海外1号店として瀋陽に進出し、無印良品、ユニクロ、日本(式)料理店等も多く、日本系列のラーメン店や日系クラブ等も年々増えており、日本語系の看板等が多く目に付くようになり、今中国瀋陽の注目度が増しているのが現状です。
予断になりますが、最近遼寧テレビのコマーシャルでは、ニコン、キャノンのカメラやパナソニックのテレビの広告・宣伝が目に付きます。
その他には、萩ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞、「中国版仮称(超級変変変)」が中国教育TVで放映され楽しく拝見しました。当然ですが中国語です。