中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
瀋陽北駅恵工街の文物保護
瀋陽北駅の南に位置する恵工街に、沈陽壺商会館(しんようつぼしょうかいかん)があり、文物保護に指定されています。
中国瀋陽北駅の恵工街は、当社「七星桜(CHISEIOH)」の中国事務所がある場所です。
1918年に杜重遠という人が日本へ留学して陶器を学び、1923年の冬にここ瀋陽(当時は奉天)の瀋陽北駅恵工街に陶器会社を作りました。
現在は、当時のまま瀋陽市文物保護単位として、2008年10月27日に瀋陽市人民政府が交付しました。
この場所は、友好街の通りに面し恵工広場手前に位置しており、現在は地下鉄二号線の駅、「仮称:恵工広場駅」の真上に当たります。
現在は建物の中には入る事は出来ません。
沈陽壺商会館(しんようつぼしょうかいかん)の建物自体はしっかりとしていて、建物の裏に回ると年数を物語る木が鎮座しています。
また、沈陽壺商会館(しんようつぼしょうかいかん)とは別に、良く似た建造物が恵工広場から南へ、奉天街通りとハルピン路の交差点から少し外れた友好街通りに瀋陽韓商会館があります。
この瀋陽韓商会館は現在、韓国の建物として利用されています。
こちらの瀋陽韓商会館は、文物保護はされてはいません。
どちらも3階建ての建造物で、奉天時代を思わせるような風情のある建物です。
地下鉄二号線駅の出入口恵工広場の名物になるかもしれません。
ちなみに、地下鉄二号線の完期は2011年末の予定です。
地下鉄二号線ができると、青年大街駅を基点に東西南北に地下鉄が広がり、瀋陽の街もかなり便利になります。