中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
瀋陽初の地下鉄の試運転に乗車体験
中国遼寧省瀋陽初の地下鉄「地下鉄一号線」試運転に乗車体験してきました。
もうすぐ瀋陽に初めての地下鉄が開通します。
現在は暫定運行で、東方面へ6:42~19:42と西方面へ6:19~19:19の間で一般の人も乗車券を購入すれば乗車ができます。
まだ、正式なオープンではありませんが、上記時間帯で試運行しています。
この日は冷たい雨が振っていて、外の気温は7℃くらいで地下の気温は16℃くらいです。
瀋陽の二大繁華街である太原街駅から乗車し中街駅までの4駅間を利用してみました。
中華路と南京北街が交差する太原街駅の入り口から、階段を下りると改札口に着きます。
自動券買所もしくは改札乗車券売り場で目的地までの切符カードを購入します。
自動券買機は大きめのタッチパネルになっており、ご老人でも簡単な操作で目的地への切符カードが購入ができます。
中街駅までですので、2元で太原街駅~中街駅までの切符カードを購入しました。
切符カードを購入したら、自動改札口にカードをタッチして中に入り、階段を下りて下のホームへと行きます。
ホームは現在日本でも多くなっている、線路内転落等の防止にパネルドアになっています。
日本と違いで気になったのが時刻表が無く、大きな時計表示もありません。
電車がホームに着くとチャイムが鳴りアナウンスが流れます。
今は10分間隔での定期的な運行で往復しているようで、電車はオレンジ色の6両編成でした。
電車内はこぢんまりとしていて、全体的に天井付近が狭い印象です。
座席の椅子はプラスチックの椅子で硬いですが、電車の乗り心地は思ったより静かで揺れもあまりありませんでした。
電車は乗車してわずか14分ほどで中街駅へ到着しました。
中街駅で下車して自動改札口で切符カードを投入します。
中街駅の出入り口は美観上からか屋根がなく、この日は雨でしたのでエスカレーターの途中から傘が必要になりました。
地下鉄の中街駅の場所は、中街路と朝陽街の交差点で、目標としてはローズホテル(ピザハット)・ケンタッキー・マクドナルド・老辺餃子のある交差点です。
現在は仮運行なのでスムーズに乗車できましたが、正式な開通となれば混雑時はどうなるかが気になります。
日本の首都圏の朝夕の通勤電車を思い浮かべました。
また、瀋陽は11月から本格的な冬になり、-10℃を超える日が来年3月まで続きますので、着膨れによる混雑や地下や社内での温度等が気になります。
瀋陽は現在近代化が進み便利になりますが、まだまだ近代化に慣れていない人たちが多いので今後どうなるのか、整列乗車になれない人たちの「我先にとばかり」に乗車・下車を繰り返さないようにしたいものです。
ニュースによると、バス会社の独自調査で利用者が少なくなっていることが報道されました。
年々増える交通事情や渋滞や混雑を考えると、移動に時間のかかるバスに比べ定期的に走る地下鉄は短時間で目的地へ行ける地下鉄は、バスよりも値段が多少高くなっても地下鉄を選択しているようです。