中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
瀋陽市内の公共バス(巴士・バシ)の利用法と注意事項
2009年11月22日の「瀋陽市内の主要交通機関・バス」の中でバスの運行システムを紹介たしましたが、今回はバスの利用法と注意事項を紹介します。
公共バス(公共汽車・ゴォンゴォンチーチェ)は安くて大変便利で、市民の日常の足的存在であり瀋陽市内ではタクシーの次に多い交通機関です。
ここ中国瀋陽で公共バスに乗った事のある方はご存知かもしれませんが、日本のバスとはかなり違う点があります。
1. バス停(駅)には時刻表はなく、路線バス番号と行き先(停車場所案内)の表示がされています。
複数のバス路線がありますので確認しましょう。
2. 同じ最終目的地でも途中で停車する場所が異なります。(運行経路の違いがあります。)
3. バスの運行時間は路線バスによって朝5:20~夜19:00と22:00です。
バスの運行は時刻表のようなもので時刻が決められていないため、同じ路線バスが3台・4台続けて来ることがありますので、乗り遅れた場合はその次のバスが来るまで待ちぼうけです。
バス停には何社もの路線バス会社が運行しているため、次から次へ色々な路線のバスがやって来ますので目的のバスを見つけたらすぐに追いかけなければ乗り遅れてしまいます。
バスはバス停の前で必ず止まるとは限りませんので、乗りたいバスの前に出て私はこのバスに「乗るんだ」というアピールをして向かっていったり、追いかけたりしないとバスは止まってくれません。
日本のタクシーをつかまえるのと同じ感じでバスを止め、周囲の交通の状況に気をつけて乗車しましょう。
交通の状況により、時にはバス同士が横に2車線3車線と並んでいる所で乗り降りしなければならない事もありますので、乗り降りをする際には十分気をつけてください。
バスを止めて乗車したら、すぐに手すり等にしっかりつかまってください。
中国の交通事情や道路の状況では、日本とは違い急ブレーキや急ハンドルが多いです。
急発進したり急な車線変更は日常茶飯事ですので、手すり等にしっかりつかまり全身に力を入れて踏ん張らないと大変危険です。
バスから下車する際は、日本のような次に降りますの「ボタン」などはありません。
目的地の近くになったら降りる準備をして運転手さんにアピールしないと駄目な場合があります。
また、運転手が「次に降りる人はいないか?」と聞いてくる場合もありますから「降ります」と声をかけないとバスはそのままバス停を通過してしまうケースもありますから注意してください。
全てのバスが上記の状態では無いですが、決して気を緩めないで乗りましょう。
そして何よりも、ここは日本とは違うことだけは理解して決して怒らないで下さい。
国が違えば習慣や常識も違いますので、自分が気をつけることのみに専念してバスに乗るようにして下さい。
また、乗車人数が多いバスなどではスリなどにも注意して下さい。