中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
瀋陽の鍋料理専門店「国府肥牛(グアフフェーニュウ)」
瀋陽の冬は連日氷点下の日が続き、昼間でも零度を下回り、夜になると最高で氷点下25℃くらいまで下がる事もあります。
寒い冬には暖かい鍋料理が最高です。
鍋料理の由来とは、中国の殷朝または周朝の頃の国王が「鼎かなえ(ディン)※鼎とは、鍋型の器で器自体に3本の足が付いている青銅の器」を作り、火で煮て食べたのが鍋の雛形と言われています。
中国の「火鍋(ホーグァ)」は日本にでは「中国のしゃぶしゃぶ」と呼ばれることがあります。
好みの食材を入れる食べ方から日本のしゃぶしゃぶが起源だと思う人もいますが、中国の「火鍋」の長く食されて来た歴史からみると、日本のしゃぶしゃぶが起源というのは間違いだとわかります。
むしろ逆に北京の火鍋の一つ「羊のしゃぶしゃぶ(中国語で「涮羊肉shuàn yáng ròu」)が京都に伝来し、日本の「しゃぶしゃぶ」のルーツになったとも言われてます。
瀋陽で非常に有名な鍋料理専門店だと、やっぱり「国府肥牛(グアフフェーニュウ)」です。
この店は「火鍋料理」の専門店で、場所は瀋陽市沈河区奉天街188号にあります。
この店の特色は、通常の火鍋のように大きな鍋を使わず、各人の前に小さな鍋があり、それに自分の好きな具をいれて食べるので、みんなで一つの鍋をつつきあうという事はしません。
具も新鮮な物が使われていて、肉も柔らかい高級な肉を使用しています。
値段は普通な鍋料理屋さんよりも少し高いのですが、味とサービスが良いので、瀋陽の火鍋料理界の王様と言われているほどです。