瀋陽九.一八事変歴史博物館
大東区の望花南街にある瀋陽九.一八事変歴史博物館です。
中国にとって屈辱的な出来事である、『九.一八事変』(日本では柳条湖事件と言う。満州事変の始まりとなった事件)の悲劇を風化させないために建てられました。
開館は1991年。
弾痕とされこうべ(しゃれこうべ)の残る、事変の期日が記されたカレンダー型の巨大な石碑が、本館となっています。
館内には日本の帝国主義がもたらした中国人虐待の愚行と、それによる辛苦を訴えた史料が豊富に揃っています。


『九.一八事変』は、関東軍司令官だった本圧繁のシナリオによって行われました。
事の次第は、次の通りである。
1931年9月18日午後10時20分、関東軍の南満州鉄道警備隊柳条湖分隊は、キャンプ地からおよそ南に800mの柳条湖(この博物館が建っている場所)で線路を爆破し、それを中国国民党による関東軍への襲撃という狂言を放ちました。
本圧はこれを機に、瀋陽への侵攻命令を下しました。
国民党の蒋介石の無抵抗政策も手伝って、わずか半年の内に、東北3省100万k㎡と、3000万の人民が日本軍の手に落ちました。
【場所】遼寧省瀋陽市大東区望花南街45号
【入場料】無料
【営業時間】夏季8:30-17:00 冬季9:30-15:30
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