中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
瀋陽日本領事館前のやきとり屋さん
2010年5月に瀋陽日本領事館前にやきとり居酒屋さんが開店しました。
お店の名前は「正宗」で、場所は瀋陽市和平区十四緯17号1-1-1にあります。
日本領事館正面入り口近くにあり、営業時間は夕方17時~深夜2時まで営業しています。
北海道札幌から「日本の味、やきとり」を中国瀋陽に伝えたい気持ちで開店しました。
店内の雰囲気はこじんまりとしていて、中国に居ながら日本にいる様な気分になります。
暖簾(のれん)をくぐると左手にカウンターと厨房があり、奥に掘りコタツ式のテーブルがあります。
中国に永く滞在している人には、たまにはいいかなと思わせてくれます。
ちなみに店内では日本のテレビを見る事ができます。
お店の方は中国人ですが、日本語がばっちり通じますので、安心して焼き鳥をほおばりながら生ビールやチューハイを楽しむ事ができます。
また、お店のおかみさんが丁寧に応対してくれます。
このお店のオススメは、どれも美味しいのですが焼き鳥の「たれ味」が日本風味でいい感じです。
このやきとり屋さんの他に、日本領事館の周辺にはもう1件やきとり屋さんがあります。
領事館西側にある日本料理店「栄」を挟む感じで、・炭火焼やきとり専門の「郷屋」さんがあります。
暇を見つけて「食べくらべ」や、各お店の雰囲気を楽しんで見てはいかがでしょうか。
やきとり「郷屋」の場所は、瀋陽市和平区南四経100号にあり、日本領事館西側に位置しています。
営業時間は夕方18時~23時までです。
やきとり「郷屋」は開店して4年になります。
このお店の中国人マスターは日本語は堪能ですし、スタッフの方も親切でやさしいく、なんと言ってもみんな明るく元気です。
暖簾(のれん)をくぐると右手にカウンターと厨房があり、奥には8~10人程は入れる掘りこたつ式テーブルの個室と、4人掛けテーブルがあり30人位は入れますが、一人でも安心して入る事ができます。
大人数で行くなら先に予約をされたほうが良いかも知れません。
このお店のオススメは、やはりやきとりの「たれ味」が懐かしい味で、他にも焼き魚がかなり美味しいと思いました。
サラリーマンが会社帰りに立ち寄るような雰囲気のやきとり屋さんです。
2件とも味の好みを聞いてくれるところが日本的であり、多少のわがままを許してくれるアットホームな存在のお店です。
瀋陽の中街「大悦城」と太原街の中に無印良品
瀋陽、大悦城(ダーユェチォン)とは中央直属の大型企業で、中糧集団(グループ)の出資・開発能力のある企業です。
大悦城ブランドの基本に従い、国際現代化の逸品ショッピングセンターを目指してA・B・C・Dの四館と、ウォールマート(沃尔玛)スーパーで構成されています。
古くからある建物を改装して昨年の8月にオープンしました。
場所は故宮東側に位置し、伝統ある中街商業歩道街の東側になります。
大きな目標としては、「ニュー・マート新馬特(新玛特シンマタゥー)」と黄色と青色の「SUNING(苏宁電器・スゥンニンデェンジィ)」の裏手で、正面に大きな液晶TVが見えます。
瀋陽の大悦城の建物の中には「無印良品」の店があり、「無印良品」は中街以外にも瀋陽駅太原街の新馬特内にも最近出店しました。
店内には、洋服・食器・化粧品・小物・家具・カロリー食品などの生活雑貨があります。
瀋陽中街や太原街は、一日回ってもとても周りきれないほどの商業地区です。
瀋陽中街には最近オープンした恒隆広場もあり、買い物や散策で疲れたらここでゆっくりとされてみてはいかがでしょう。
現在瀋陽は今年の秋に地下鉄も開通予定で、どんどん街の様子が変化し続けています。
七星桜では、新しく生まれ変わる瀋陽をどんどん紹介してまいります。
中国の「七夕節」は西暦8月16日(旧暦7月7日)
2010年7月7日のブログでもご紹介いたしました。
日本では西暦7月7日の七夕が一般的で、1年に一度織姫と彦星がめぐり合うロマンチックなイベントです。
お願い事を笹の枝に短冊を付けて飾ります。
浴衣を着て祭りに参加しては思い思い夏の夜を楽しみます。
七夕祭りで有名なのは仙台七夕祭り、今年は8月6日~8日で、綺麗な飾りが目を引きます。
中国では、西暦8月16日が七夕=情人節(バレンタインデー)となります。
日本とは七夕の意味の違いがあります。
瀋陽の繁華街である「太原街」の様子をご紹介します。
今年の中国七夕節は、週の始まりの月曜日とあってか人通りが少ないような気がしますが、夕刻になるにつれて家族連れや若い男女カップルが多くなりました。
七夕節の瀋陽の天気は晴れで、20時現在の気温は約23℃なのでとてもすごしやすい感じです。
花(赤いバラ)売りが街頭でカップルに花を売り、男性はその赤いバラの花を買い彼女や奥さんにプレゼントします。
歩行者天国の街頭では、康師傅主催のイベント「清蜜相約」を仮設ステージで行っており、七夕節を盛り上げています。
デパートの階段やベンチなどではカップルが愛を語っている姿が目に付きます。
また、少し奮発して静かなレストランなどで食事をしています。
この日は静かなレストランや喫茶店が満席状態です。
地下街は多くの人々の波で歩くもの困難な状況になり、デパートなどでは女性が好む洋服やお菓子(ケーキ)などがメインに売られ、レストランでは特別メニューを出して七夕節を盛り上げています。
街中にある大型液晶TVの前では、映画の上映がされていてとても華やかです。
瀋陽駅前にホテル東横INオープン
2010年8月8日に日本のビジネスホテル東横インが瀋陽駅の駅前(駅の裏側・西側)に移転してオープンしました。
東横イン(東陽閣IT飯店)は、もともと瀋陽北駅前にありましたが2007年2月に駅前再開発により閉店して、新たに瀋陽駅(南駅)西口店をオープン致しました。
場所は、〒110025 遼寧省瀋陽市鉄西区興工北街73号
TEL:+86-(0)24-22591045 FAX:+86-(0)24-22591046
チェックイン-14:00、チェックアウト-11:00
日本の東横インですので日本的なサービスなどがあり、何かと便利ではないでしょうか。
無料でNHK・KBSのテレビが見られます。
元々瀋陽北駅前にあった東横インは、急に取り壊しされ2007年5月には空き地になっていました。
現在も空き地の状態です。
昔あった旧東横イン瀋陽北駅前(東陽閣IT飯店)跡地の写真も載せておきますので、当時を思い出してみてください。
ここ瀋陽では、瀋陽駅(南)・瀋陽北駅が改装中で、現在新たなホームや線路等を建設中です。
また、地下鉄一号線も今年10月から試運転開始予定です。
今年の中国中秋節は9月22日から
今年(2010年)の中国、中秋節は旧暦の8月15日(十五夜)に月を愛で、秋の収穫を祝って地の神様を祀る節句で、今年は9月22日(水)からの三連休となります。
中秋節の由来は、2009年10月3日のブログ【中国の三大節句の一つ「中秋節」】をご覧下さい。
現在の新暦(西暦)では約1ヶ月のズレが生じる事から9月7日から10月8日の間に訪れる満月の日を十五夜・中秋の名月としています。
中国では、昔から中秋節には家族そろって円形のテーブルで食卓を囲み、満月のような丸い食器で食事をして家族団らんを楽しみ祝います。
若い人たちは、名月を見ながら愛を語るのでしょうか?
中秋節頃になると、スーパーなどではたくさんの月餅(げっぺい)中国語では(ユェビン)が所せましと並べられ、販売に熱が入ります。
この時期は、日頃お世話になった方や親しい人への贈り物として欠かせないのが月餅です。
中国東北アジア輸出入商品博覧会開催
瀋陽市瀋陽工業展覧館で、中国東北アジア輸出入商品博覧会が開催される予定です。
2009年6月17日のブログ【「遼寧工業展覧館」で絹織物展示会】の中で紹介致しましたが今年も開催されます。
昨年は絹織物が主流の展示会でしたが、今回は国際商品輸出入商品博覧会です。
開催期間は2010年9月9日~9月12日の4日間の予定です。
開催場所は遼寧省瀋陽市和平区彩塔街38号にある瀋陽工業展覧館で、青年公園南方の青年大街通りと文化路通りの交差点付近になります。
中国政府公認で開催される国際商品輸出入貿易展示交流会で、2007年に第1回東北アジア博が開かれてから今年で第4回を迎えます。
今年の主催国は日本で、アジアの国々から様々な商品が出展されます。
出展者が目的を達成しやすい展示と効率的で充実した内容での文化交流会を目的とし、さらには出展者や参加者が多くの貿易商談や投資の展開ができるビジネスチャンスを提供する場としています。
出展分野としては、中国東北市場での小売販売を希望する外国製品で、衣料、家具、家電、食料品等、また、観光や飲食等です。
その規模は、年々大きくなっています。
他の国々からの数多くのショップが並び、おしゃれな服やグッズなどの外国製品が数多く集まります。
瀋陽市経済技術開発区
瀋陽市経済技術開発区は1988年に設立し、1993年に国家レベルの経済技術開発区に指定されました。
総計画面積は、444平方キロメートルです。
当開発区は瀋陽の南西部于洪区に位置し、有名な工業重要地「鉄西区」と隣接しています。
国際的な現代製造産業の集積地であり中国先進装備の製造センターです。
旧東北工業エリアの振興基地である瀋陽の一流投資環境のモデルとして、多くの企業が注目しています。
現在も開発途中であり、政府は積極的に外資系企業の誘致を行っています。
工事されている場所がまだ多くあり、これからさらなる発展がみこまれています。
中国の「三伏天(サンフゥテェン)」て何?
中国の暦の中に「三伏天(サンフゥテェン)」と呼ばれる期間が有ります。
これは、一年を通して最も暑い時期をあらわすものです。
また、逆に「三九天(サンジュウテェン)」は一年を通して冬の最も寒い時期(冬至頃)を言います。
7月19日が一伏(イーフゥ)で、皆で餃子を食べ精力をつけます。
これは夏の暑さを乗り切る意味からだそうです。
日本の「土用の丑の日」のような考え方で、日本ではうなぎが定番ですが、中国瀋陽では餃子を食べます。(中国の地域により違いがあります。)
ここ瀋陽では夏の暑さを乗り切るための慣わしが現在も伝わっています。
一伏(7/19~7/29)10日間 餃子
二伏(7/30~8/10)10日間 めん類
三伏(8/11~8/21)10日間 烙餅(ラオ ビン)、玉子炒め
夏の暑い時期の夏バテを防ぐために食べます。(これが全てではありません。)
食欲不振から体力の低下等で夏カゼを防ぐ効果を期待しての習慣だとも言われています。
日本でも夏の暑さ対策として食事から健康を守り、維持する考えは中国でも共通です。
また、中国での地方により習慣の違いがありますが、冬至の「三九天(サンジュウテェン)」の時期に、針やお灸〔薬草のシップ〕をする習慣があります。
この時期は、アレルギー鼻炎、喘息などの治療に良い季節とも言われています。
中国の吉日(縁起のよい日)
日本でも何かと縁起担ぎますが、ここ中国では更にその上を行く感じで様々な縁起担ぎがあります。
中国では数字の語呂合わせによる縁起担ぎが多く、中国での縁起の良い数字は偶数なので、偶数の日を記念日とする事が多くあります。
他にも、二人の記念日や愛の告白・家族等のふれあいでも縁起担ぎをします。
中国、2010年今年の吉日
2010年2月14日
「春節」(旧正月)、旧暦の元旦、バレンタインデー
2010年2月28日
「元宵節」旧暦1月15日の伝統的な中国の節句。
2010年5月8日
8は「発」(ファー)の音につながり、「発財(ファーツァイ、金持ち)になる」という縁起の良い数字で、更にこの日は週末にあたるため。
2010年5月20日
「520」の発音が「ウーアルリン」で、「我愛你」(ウォアイニイ)の発音に似ているため。
2010年6月6日
6は「溜」(リュウ)の発音に近く、「順溜」(シュンリュウ、物事が順調に進む)という縁起の良い数字で、更にこの日が休日にあたるため。
※旧暦も4月24日で、偶数日なので縁起がいいとされています。
2010年6月16日
「端午の節句」 旧暦5月5日、法定休暇です。
2010年6月18日
「618」(リュウヤオパー)の発音が「順又発」(シュンヨウファー、順調で金持ちになる)と発音が似ているため。
※中国では数字の1は(イー)と発音しますが、数字だけの言い回しは(ヤオ)と言います。
これは、数字の7(チィ)と数字の1(イー)の聞き間違いを防ぐためです。
2010年8月8日
偶数の中でも中国で一番縁起の良い8が並ぶ日。
※旧暦も6月28日で偶数日なので縁起がよく、北京五輪の開会式となった記念日でもあります。
2010年8月16日
「七夕節」(旧暦の7月7日)七夕、中国ではこの日がバレンタインデーです。
2010年10月10日
10のゾロ目が並ぶ日で、日曜日の休日。
※中国の成語にある「十全十美」 (完璧で申し分がない) という日にあたるため。
これらの日には、ホテルの宴会会場やレストラン等は予約でいっぱいになります。
下手をすると1、2年前から予約が入っていることもあります。
もう半年が過ぎましたが8月そして10月(瀋陽はよい季節)がありますので、是非この機会に中国のパワーを感じてみてはいかがでしょうか。
「瀋陽-札幌」直行便の運行再開決定!
中国瀋陽と日本の北海道札幌を結ぶ直行便の運行再開が決定致しました。
2010年7月17日の瀋陽日報によると、瀋陽-北海道札幌を結ぶ直行便の運行を再開すると発表されました。
2007年9月に中国南方航空会社が運行をやめてから約3年、2010年8月11日から新たに運行を再開致します。
運行予定ですが、瀋陽ー札幌間の直行便で週に2便、水曜日と日曜日に運行されます。
運行に使用する機種はA319となっています。
往路はCZ617便、瀋陽発8時30分札幌着12時30分です。
復路はCZ618便、札幌発13時30分瀋陽着15時40分です。
※時間は現地空港時間です。
この度の「瀋陽-札幌」間の直行便運行再開は、北海道市からの要望や中国政府からの要請が相成っての復活となり、中国瀋陽現地の方々は、日本の北海道への旅行ができることを大変喜んでいます。
瀋陽市と札幌市は友好都市となっていますので、今後ますます友好を深めていける事を期待しております。