中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
瀋陽ヤマダ電機の年末年始
ヤマダ電機瀋陽店は、中国語で「亜瑪達電器・yamadadianqi(ヤマダディェンチー)」です。
現在はクリスマスセール中ですが、12月10日にオープンしてから約20日程が過ぎ、店内も落ち着きが見えます。
年内は30日まで営業しており、31日と元旦(1月1日)は休みですが2日から通常営業するようです。
営業時間は平日は9:30から20:00までで、土日は9:30-20:30まで営業しています。
瀋陽ヤマダ電機の店内の様子
店内に入るとまず店内放送が耳に入ってきます。
連続ではありませんが、「チャン・チャン・・・・・・・・(ヤマダデンキ(チ)!)」のイントロ(日本語版?)が聞こえてきます。
店内の入り口や各フロアのエスカレーター前には、日本でもお馴染みのスロット式ポイント機が設置されています。
スロット式ポイント機は、ポイントカードのバーコードを読み取り口(赤本体)の窓にあて、画面を確認するだけです。
日本のヤマダ電機と同様に1日1回利用する事ができ、絵柄が揃うとポイントが加算されます。
店内は広く、エスカレーターの廻りは休憩する事のできる場所があり、ゆっくりと買い物等が出来ます。
店員さんはとても親切に対応して下さり、詳しく商品説明をしてくれます。
まだ営業していない6階の美食広場ですが、現在準備中で1月下旬に営業開始の予定のようです。
美食広場に入る店舗は、ENZO(カフェ&ピザ伊料理)、魚漫(日本和食)、焼肉大地、大河(日式多国籍料理バイキング式)、昇龍飯店(中華料理)、カフェrestoです。
魚漫は三年前に太原街にある伊勢丹瀋陽店内に1店舗目オープンし、ヤマダ電機で2店舗目となります。
中国の旧暦に合わせた催事と記念日
2010年(虎年)もいよいよ終わりが近づいてまいりました。
来年2011年(兎年)の中国の旧暦に合わせた催事と記念日をご紹介いたしますので、ご旅行等の目安やご参考にしていただければ幸いです。
【1月の催事と記念日】
1月 1日 新年(2日間の休みが多い)餃子を作り食べます。
1月 11日 臘八節(ろうはちせつ)お粥食べる習慣があります。
1月 21日 レーニン逝去記念日(1924年)
1月 28日 呉淞上海抗戦記念日(1932年の日本軍の攻撃に対して)
【2月の催事と記念日】
2月 3日 春節 旧正月(3日間の休日ですが7~10日間前後の休日にする場合が多いです)餃子を食べます。
「この時期の前後は帰省や旅行者が多い」
2月 7日 2・7闘争記念日(1923年の京漢鉄道のスト、総工会成立)
2月 14日 中ソ友好同盟相互援助条約締結記念日(1950年)
2月 14日 バレンタインデー(情人節)
2月 17日 元宵節(ユアンシャオジエ)春節後の最初の満月の夜(甘い丸い団子を食べます)
2月 28日 台湾省民蜂起記念日(1947年)
【3月の催事と記念日】
3月 8日 婦人節(女性の日)
3月 12日 孫中山逝去記念日(1925年)
3月 12日 植樹節
3月 14日 マルクス逝去記念日
【4月の催事と記念日】
4月 22日 レーニン誕生日(1870年)
【5月の催事と記念日】
5月 1日 労働節(メーデー)
5月 4日 5・4運動記念日(1919年)
5月 4日 青年節(中学生以上の青年の日)
5月 5日 マルクス誕生日
5月 8日 母の日
【6月の催事と記念日】
6月 1日 児童節(児童の日)
6月 6日 端午節(ちまきを食べます)
6月 19日 父の日
【7月の催事と記念日】
7月 1日 中国共産党創立記念日(1921年)・香港返還記念
7月 7日 7・7抗戦記念日(1937年の盧溝橋事件)
【8月の催事と記念日】
8月 1日 建軍節(軍人の日)
8月 6日 七夕節(または、バレンタインデー)
【9月の催事と記念日】
9月 3日 抗日戦争記念日(1945年)
9月 9日 毛沢東逝去の日(1976年)
9月 10日 教師節(教師の日)
9月 12日 中秋節(月餅を食べます)
9月 25日 魯迅誕生日(1881年)
【10月の催事と記念日】
10月 1日 中華人民共和国成立記念日(1949年) 国慶節(3日間の休日ですが7日間前後の休日にする場合が多いです)
「黄金の日(ゴールデンウイーク)で旅行者多い」また、10月は各イベントが多くなる時期です。
10月 5日 重陽節(菊の節句)敬老の日でもある
10月 6日 老人の日
10月10日 辛亥革命記念日(1911年)
10月19日 魯迅逝去の日(1936年)
10月31日 ハロウィン(万茎節)
【11月の催事と記念日】
11月12日 孫中山誕生日(1866年)
11月24日 感恩節
【12月の催事と記念日】
12月12日 北京学生救国記念日(1935年)
12月13日 西安事変記念日
12月20日 マカオ回帰記念日
12月24日 12月24日 クリスマスイブ
12月25日 クリスマス
12月31日 大年夜(新年を迎える前日夜)
※全国民の祝日(赤字)が日曜日の場合、翌日が振替休日となります。
※一部の人々のみ休日となる祝日(青字)が日曜日と重なる場合は、振替休日になりません。
【ご参考】一般的な小中学生の休み(夏・冬)
夏休みは、7月~約2ヶ月間で9月から新学期を迎えます。
冬休みは、1月中旬~正月(春節)が終わる頃までがお休みで、春休みはありません。
瀋陽北駅恵工街の文物保護
瀋陽北駅の南に位置する恵工街に、沈陽壺商会館(しんようつぼしょうかいかん)があり、文物保護に指定されています。
中国瀋陽北駅の恵工街は、当社「七星桜(CHISEIOH)」の中国事務所がある場所です。
1918年に杜重遠という人が日本へ留学して陶器を学び、1923年の冬にここ瀋陽(当時は奉天)の瀋陽北駅恵工街に陶器会社を作りました。
現在は、当時のまま瀋陽市文物保護単位として、2008年10月27日に瀋陽市人民政府が交付しました。
この場所は、友好街の通りに面し恵工広場手前に位置しており、現在は地下鉄二号線の駅、「仮称:恵工広場駅」の真上に当たります。
現在は建物の中には入る事は出来ません。
沈陽壺商会館(しんようつぼしょうかいかん)の建物自体はしっかりとしていて、建物の裏に回ると年数を物語る木が鎮座しています。
また、沈陽壺商会館(しんようつぼしょうかいかん)とは別に、良く似た建造物が恵工広場から南へ、奉天街通りとハルピン路の交差点から少し外れた友好街通りに瀋陽韓商会館があります。
この瀋陽韓商会館は現在、韓国の建物として利用されています。
こちらの瀋陽韓商会館は、文物保護はされてはいません。
どちらも3階建ての建造物で、奉天時代を思わせるような風情のある建物です。
地下鉄二号線駅の出入口恵工広場の名物になるかもしれません。
ちなみに、地下鉄二号線の完期は2011年末の予定です。
地下鉄二号線ができると、青年大街駅を基点に東西南北に地下鉄が広がり、瀋陽の街もかなり便利になります。
瀋陽北オフィス街建造物の解体風景
古くからある空きビルの解体作業中ですが、解体現場の周辺は解体のホコリですごいです。
解体現場には、2階ほどの高さの防護策はあるものの水掛けもせずに重機でバリバリと重機で壊しています。
辺りを見渡すと、近くの商店や車はホコリまみれです。
状況からして解体現場の付近には誰も近寄りませんが、立ち番が2人おり立ち入り禁止の通行止め処置はテープ1本だけのようです。
解体現場では、高さ20メートル以上ある場所からコンクリート片(赤レンガ)が落下しています。
地震がほとんど無い土地柄だからでしょうか、解体されている建物をよく見ると、コンクリートの中に入れる鉄筋が日本より細く本数も少ないように思えます。
ちなみに、解体作業は8月位から約4ヶ月ほどかかっています。
中国瀋陽で一番賑やかな繁華街『中街(ヂョンジェ)』
中国瀋陽中街周辺の、東西に走る中央路(現在は中街路「この一部が中街」)と故宮の南に接する瀋陽路は、南北に走る朝陽街と正陽街を直角に交差していて、井の字型をしています。
これは清朝(最初は後金と称した)と名乗った後の最初の皇帝となったホンタイジが、明代古城の十字街を改め、井の字街にしたことによります。
これらの井の字型のそれぞれの先には城門があり、これら八つの門が城市の出入り口でした。
骨董市などで見かける20世紀初頭の絵葉書の写真などで、城壁や城門の姿を確認することはできますが、これらは全て取り壊されてしまいました。
現在目にすることができる「瀋陽路の撫近門(通称、大東門)」と「懐遠門(通称、大西門)」も1920年代から30年代に取り壊され、1991年頃に復元されたものです。
中山西路(現在は小西路)が西順城街と交差するその東が、中央路(現在は中街路でその一部が中街)で、ここに人々の目を引き付ける二匹の黄金の龍が、道を挟んだ両側柱に巻きついて、中央路(現在は中街路)に顔を向けています。
この二匹の黄金の龍は薈華楼金店(貴金属店)の広告柱で、西順城街と正陽街の間の中央路は外攘門内大街(小西門里大街)と呼ばれていたところで、本来の中街ではありませんでしたが、今ではここも中街と呼ばれています。
ここにはいくつかの金店が並んでいて、中国の古風な屋根を装飾にした薈華楼金店は立派な感じで歴史もありそうに見えますが、その建物はあまり古くなく、1991年の創建です。
この店は、本来の中街にも同様の目立つ建物を建ててそこでも店を開き、百年強の老舗である萃華金店に取って代わったかのように、中街中央北側に存在していますが、建物自体の歴史は浅いようです。
古い写真は、瀋陽民族商業淵起中西商業建築博覧の満街故事から撮影したものです。
350年前から商業の街として栄えた中街は、人力リヤカーや馬車を用いて物資を運び、1930年代から車や人力車そして80年代から乗用車やタクシーなどが往来し、商店街は色取り取りでしたが、1997年に瀋陽市政府は莫大な額の投資を行い、中国国内で初めて長さ約1,500メートルもの歩行者専用道路(歩行者天国)として改造しました。
現在ではスッキリと綺麗になり、市民の人が安心して往来している様子が伺え、また近代的な建物が建ち並び、外国企業(マクドナルドやケンタッキー等)も多く進出しており、日本の吉野家もあります。
現在の中街の歩行者専用道路は、正陽街の赤門から東順城街手前の赤門までですが、東順城街渡り小東路の途中の大悦城(愛の広場)までは、歩行者専用道で買い物ができます。
西順城街(小西門)にある二匹の黄金の龍から中街路の途中の正陽街までは、歩行者専用道路ではなく車道になっていますので注意してください。
また、西順城街と東順城街の道路を渡る際は、信号がありませんので十分注意して渡るようにしましょう。
地下鉄の開通により、わずか12分程度で瀋陽の二大繁華街のもう一つである「太原街」とつながり、買い物がますます便利になりました。
中国瀋陽に『ヤマダ電機』海外1号店グランドオープン!
2010年12月10日に日本の大型家電量販店『ヤマダ電機』の海外1号店が堂々オープンしました。
ヤマダ電機は中国瀋陽に12月1日にプレオープンし、屋外駐車場で若い従業員たちが笑顔で『「歓迎光臨・ファンイングゥァンリン(いらっしゃいませ)」只今会員募集中、携帯電話ポイントが出来ます。』と声を掛けています。
中国の携帯電話で会員ポイントカードが登録できます。
日本でも東京池袋の日本総本店や、新宿東口館が話題を呼んでいる都市型大型店舗「LABI」がここ瀋陽にも誕生しました。
中国の国内でも初の「家電の複合商業施設」を目指しています。
また、来年7月頃には天津市に海外2号店目オープンを予定しています。
中国ヤマダ電機瀋陽店の簡単な店内案内
- 地下1階:日用品・化粧品・キッズコーナー・食品
- 1階:液晶TV・スピーカー
- 2階:携帯・DV機・腕時計・眼鏡
- 3階:冷蔵庫・洗濯機・キチン電気・玩具
- 4階:パソコン・パソコン関係品物・政府機関
- 5階:エアコン・住宅設備・湯沸かし器
- 6階:美食広場、レストラン「魚漫、大河」等
営業時間は、中国時間午前10時~午後22時までの予定です。
2010年12月10日ヤマダ電機瀋陽店オープンの様子
2010年12月10日ヤマダ電機瀋陽店の開店時には、雨にもかかわらず大勢のお客様が続々と店輔内に入り、賑わっていました。
日本人の方々もヤマダ電機の海外1号店を祝し、たくさんお祝いに来ていました。
多くの人々が写真を取ったり、商品を見て廻ったり、商品を買ったりと、とても活気があります。
お買い物に来た中国のお客様が、ヤマダ電機の商品は安い、良い商品がたくさんあり好きだと言っていました。
店輔のスタッフは、お客様の質問対して丁寧な受け答えで、たくさんのお客様が満足しているようでした。
オープンまで、時間をかけて社員教育を行っていた成果が出ているようです。
ヤマダ電機の海外1号店である瀋陽店は、日本式の管理、綺麗な売り場、優しく丁寧なスタッフ、よい立地条件でのオープンが実現しました。
当社【七星桜(CHISEIOH)】も、微力ながら多少のお手伝いができた事を嬉しく思います。
【2011.1.25追記】
ヤマダ電機瀋陽店の場所は、瀋陽中街の西の入り口の中街路と西順城街の交差点小西門で、住所は沈阳市沈河区中街路15号です。
googlemapでは、こちらになります。
>>ヤマダ電機瀋陽店(googlemap)
その他のヤマダ電機に関する当社の過去ブログは下記になります。
>>瀋陽の商業区中街にヤマダ電機が進出?
>>瀋陽ヤマダ電機はオープンに向け改装中
>>瀋陽ヤマダ電機店オープンに向け急ピッチ!
中国瀋陽の尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題の様子
日本では尖閣諸島問題が報道等で連日取り上げられ、かなりの大騒ぎとなっていましたが、中国瀋陽では尖閣諸島問題に関しては、ニュース報道や新聞報道でもほとんど取り上げられておらず、尖閣諸島問題自体を知らない人がほとんどです。
一部、インターネット等で情報を調べた人のみ、知っている人がいた程度ですが、瀋陽では話題にすらなっていないようです。
瀋陽の繁華街や、日本企業のデパート(太原街の伊勢丹等)周辺や瀋陽日本国総領事館付近でも、普段と何ら変わらず平穏そのものでした。
街の方に尖閣諸島問題(中国名:釣魚島)について聞いてみましたが、ほとんどの人が関心が無く、内容すら知らない人がほとんどでした。
中国瀋陽市に新しい移動交番車両が登場!!
瀋陽市に公安流運警務室「移動交番(派出所)」16台が新しく導入されました。
公安流運警務室1台につき、6名の警察関係者が担当し公務に勤めます。
ここ最近瀋陽市内では、事故や犯罪・窃盗等が増加してきており、より速い情報や犯罪の事前防止に活躍するのが目的で、市民の治安を守るのに一役買うのが狙いです。
この車両には、金属探知機や交通整理道具、パソコンと屋根に搭載した監視カメラの導入により、より速く情報や現状の映像を本部と共有することが出来ます。
また、街の警備だけではなく道案内など市民との触れ合いにも活躍します。
重点配備地区は、主に政府関係機関や人が密集する繁華街(中街・太原街)・北駅、交通渋滞の多い地区、故宮などの観光地に配備されており、街の治安や相談に一役かっています。
この車両は電気自動車になっていて、環境にやさしくなっています。
瀋陽北駅の華府新天地
華府天地とは、ここ中国の都会(都市)で「楼王(建造物の中の王様)」といい、中国の各都市に一軒しか無く、その各都市のビジネスやサービスセンターがある一番便利でより多くの人が集まり、にぎやかな一つの街を意味します。
1期工事で出来た華府天地(RGM)購物中心は、中国語で買い物という意味の「购物中心(ゴゥウ)」といい、ショッピングセンターです。
現在の華府天地には、瀋陽華府天地莱星頓酒店(レキシントンシェヤンリッチゲートホテル)やオフィス・ショッピングセンター等の複合施設になっており、美食広場(レストラン)・カラオケ・映画館・ゲームセンターなどもあり、ショッピングモールとしてとても充実しています。
隣には2期工事として華府新天地の工事が進められ、瀋陽北駅恵工広場を基点とした来年2011年の年末の開通を目指している地下鉄二号線と隣接します。
瀋陽北駅から300m程の距離に位置する華府新天地は、完成すると総合商社のテナントが中心の璞瑅公萬(Boutique Apartment)と称する建物になり、テナントの上はマンションになります。
敷地面積12万平メートルの華府新天地の中には、五つ星ホテル、都市型マンション、商業事務、クラブや映画館・カラオケ・美食広場・ゲームセンターができ、最高級の5A級ビルとなり、2012年の年末の完成を目指して現在工事が進められています。
瀋陽ヤマダ電機店オープンに向け急ピッチ!
瀋陽は2010年11月に入り本格的な冬を迎えています。
(瀋陽の冬期間は11月から3月末までで平均気温はマイナス12℃となります。)
中街(商業区)の西順城街小西門に現在オープンに向け工事中の瀋陽ヤマダ電機ですが、現時点ではヤマダ電機の顔でもある看板が取り付けられ、内装工事も急ピッチで進められているようです。
建物を外観から見ると、「いよいよかな」という感じがします。
瀋陽ヤマダ電機がオープンする住所は、沈河区中街15号で目標は黄金の龍が2本の赤柱に巻きついている中街路西側で、168ビジネスホテル(商務賓館)前になり、西順城街通りと中街路に面した一角は屋外駐車場になっており、その他にも建物内の地下に駐車場があり300台収容できるようです。
店舗正面のガラス窓には、ヤマダ電機のモットーと安心価格、品質、長期保証、ポイント体制の五つの「特点・テゥァディェン(特徴)」を掲げています。
店舗は1階~7階の建物になっていて正面より入り口はエスカレーターで各階へ、日本のヤマダ電機を想像してください。
電化製品はもちろんですが、食品や日用品、化粧品、美食広場なども出来るようです。
ところでポイントですが、日本のポイントカードは使用できるのでしょうか?また、ヤマダ電機のテーマソングはどうなるのでしょうか?中国語バージョンになるのでしょうか?期待したいですね。
次回はオープン後の様子をご紹介できればいいなと思います。