中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
2012年の瀋陽九.一八事変81周年式典!
瀋陽の大東区にある瀋陽九.一八事変歴史博物館は、中国全国にとって歴史の時間を覆さないための記念博物館です。
毎年9月18日は、瀋陽市民だけではなく、中国国内の外地の来客も大勢集まります。
昨年の九.一八のイベントは、9月18日9時18分に14回鐘の音が鳴り終わった後、瀋陽の上空に「国の恥を忘れるな」という意味を込め、警報が鳴り響きました。
同日朝7時の時点で、瀋陽九.一八事変歴史博物館の前には記念活動に参加する人々がたくさん集まっていました。
14回鳴らす鐘の音の意味は、中国東北地方及び中国人民が戦争に抵抗した年数です。
1995年から今年で、17年間瀋陽九.一八事変歴史博物館の鐘の音が響き渡りました。
例年と違い、昨年は遼寧省、吉林省、黒龍江省の三省が共同で記念活動を行いました。
鐘の音を鳴らす時間も、大勢の人がこの記念活動に参加できるよう、昨年から夜の21時18分(午後9時18分)から午前9時18分に変更しました。
防空警報は、当時の英雄たちを想い東北三省を含め中国全国100以上の城市で防空警報が鳴り響きました。
今年は九.一八事変(柳条湖事件)の81周年になります。
今年も瀋陽市国防教育からの指令により、9月18日9時18分に九一八歴史博物館から鐘の音が響き渡りました。
同時刻に、瀋陽市内の九条道路と18の街及び規定区域を走る車が全車停車し、3分間車のクラクションを鳴らし続けました。
この日の瀋陽九.一八事変歴史博物館のバス駅(バス停)は、午前7時から午前10時30分までの3時間半の間、バス駅(バス停)にバスが停車する事が禁止され、警報解除が終わってから正常にバス駅(バス停)に停車が出来るようになりました。
今年の九.一八のイベントに参加した人数は、昨年に比べるとかなり少なくなっていました。
今年は、9月11日に日本政府が尖閣諸島国有化を発表した事に伴い、中国の北京や上海や広州等中国南部地方でデモ等が起こっておりますが、9月16日に瀋陽でもデモが起こるとの情報は入ってきましたが、実際にはデモは起こりませんでした。
この頃から、瀋陽の日本領事館や中国公安(警察)から、在中日本人に対し警戒を呼びかける連絡が何度も来ていました。
中国公安(警察)から、警戒を呼びかける連絡は、今年が初めての事です。
特に、9月18日は「なるべく外出しないように」「どうしても外出する際は、信頼できる中国人と一緒に行動するように」「日系企業やお店は、出来るだけ休業するように」「外出する際には周囲の状況に格別の注意を払い、広場など大勢の人が集まるような場所では特に注意する」「実際に集会やデモ行進が行われている現場には極力近寄らない」「一人での夜間外出は控える。(また、酒場、ディスコ等夜間人が集まる場所は避ける。)」「昼間であっても、周囲に注意し、日本語で大声で話をする等は控える。」「在中国日本国大使館、外務省海外安全ホームページ等をチェックする。」「一般的な行為(野外での撮影、スケッチ等)でも場合によっては中国では非合法となる場所もあるので注意する。」等の連絡が何度も来ました。
瀋陽九.一八事変の現地である瀋陽ですが、ここ7年間は全くデモ等の活動はありませんでしたが、しかし・・・瀋陽市内でもデモが発生してしまいました。
瀋陽の日本総領事館に集まっていたデモ隊は、最初は抗議の発言だけで特に過激な行動は起こしていませんでした。
しかし・・・日本総領事館の屋上に電話を片手にした女性の姿が見えた時、デモ隊の人々が近くにあるペットボトル等のゴミを日本総領事館に向けて投げ出しました。
最初は、軽いゴミ等を投げていましたが、だんだんとエスカレートしていき、道に落ちている石やレンガ等も投げ出しました。
幸いな事に、怪我人等は今の所出ていないようです。
この日は、日系企業である伊勢丹やヤマダ電機や、日本料理店等は全て自主的に閉店していました。
今年の9月29日には日中国交正常化の40周年の記念の年で、9月18日には満州事変の発端となった瀋陽九.一八事変(柳条湖事件)の記念日で、記念イベントが毎年行われているこの時期の前である、9月11日に尖閣諸島の国有化を発表したのか・・・。
『なぜ』この時期に発表しなければならなかったのか!日本政府の意図が全くわかりません。
10月まで発表を延ばす等の配慮は出来なかったのでしょうか。
結果として、火に油を注ぐ結果となり、中国でのデモが過激化して、日中関係の更なる悪化及び在中日本人等への危険度が高くなっただけの結果となりました。
9月18日を過ぎ、本日19日になりましたが、昨日の騒動が嘘のように瀋陽市内は通常通り平穏な状態に戻っています。
一日でも早く、日中が友好的な関係に戻れる様に、歴史を覆さない為にも、日本人と中国人が皆で一緒に頑張りましょう。
瀋陽の万達広場(ワンダー広場)
瀋陽市鉄西区北一路に、新しい万達広場(ワンダー広場)が8月31日に開業しました。
鉄西区には、既に一つの万達広場があります。
この度開業する万達広場は、瀋陽の鉄西区の発展に大きな影響があります。
今回開業する万達広場の総建築面積は、約29.26万㎡あり、鉄西区の重要城市
道路の北一路の南側に属します。
大型店舗のショッピング街と、通路に長く広がる小型店舗のショッピング街と、八階にはビジネスホテルと、30階にはオフィスと店舗等が組んで、次世代総合施設の集合体になりました。
国内外によく知られるブランドメーカーなど約30社が、万達広場と契約しました。
万達広場の特徴として、主力は万千百貨店、万達映画館、大歌星量販カラオケ、永輝スーパー、国美電器、大型酒楼などの組合が、万達広場の流行知名度を上げています。
万達広場開業式典に、人気スター歌手の韓庚と陳翔を招いて、明日9月1日から9月2日までイベントを行います。
スペインの巨大なエルサルバドルの人形も、お祝いのために万達広場のイベントに来ましたので、かなり楽しめるイベントです。
瀋陽にいらっしゃる方は、参加してみてはいかがでしょうか。
瀋陽のお酒の博物館『老龍口酒博物館』
2002年、瀋陽市政府及び関係部門の協力の下、老龍口会社がスポンサーとなり、中国東北地方で初めての、酒文化博物館「老龍口酒博物館」を建てました。
同年10月9日には正式に観光場所として、国内外の旅行客に向けてこの博物館を開放しました。
この老龍口酒博物館は、清時代の建築方式で建設され、建築面積は1200㎡、駐車場の面積は1000㎡あり、全部で2200㎡になります。
設計は清時代の牌楼と似ており、両側は硬山巻棚建築です。
階面は青瓦、外の壁は青タイル、柱、門、窓などの材料は木です。
そして建物上部の画像は、全部一つ一つ人の手で描かれています。
全体的には博物館を中心として、両側は清時代の酒館、清時代の酒作坊、中国の白酒文化の展示台になっており、理論と実践の統一を実現しています。
博物館の館内は、酒文化の展覧区と酒を作る展覧区に分けられています。
酒文化の展覧区は、酒の源流、酒規酒俗、酒具酒器、酒詩酒画、老龍口発展史、老産品陳列室など、六つの部門に分かれています。
この老龍口酒博物館には、歴史文化遺産の「百年古井」「百年窖池」「百年古石磨盤」なども展示されています。
中国のお酒文化に興味ある方は、ぜひ観光に行ってみてはいかがでしょうか。
2012年瀋陽台湾美食節
2012年の台湾美食節は、瀋陽の中街にある大悦城で開催しました。
美食活動は7月15日まで開催しており、毎日昼11時から夜21時まで行っています。
今回の台湾美食節のタイトルは、我愛台味→台湾夜市美食一条街→幸運の割引飯→1元で映画見る→台湾の風俗演などです。
普段瀋陽市でも普通に食べられる物以外に、珍しい食べ物の売り場があります。
この売り場の食べ物は、焼き蜈蚣(ムカデ)、焼き蝎子(サソリ)、焼き螞蚱(イナゴ)、更に焼き蜘蛛(クモ)もあります。
びっくりな食材で、全部昆虫類の食べ物です。
実際に食べるのは怖いですが、結構人気がありますので、勇気のある方は記念に食べてみてはいかがでしょうか。
驚きの味と同時に、楽しめると思います。
台湾の食べ物は、長年ずっと「台湾文化の一つの伝説の宝」だと言われています。
台湾の食べ物は、独特の味、視覚の美観、文化上の深い知識です。
美食節を行いながら、台湾電音三太子、原住民舞踊、青年摇摆乐(ロックミュージック)などの演奏イベントも行われています。
瀋陽の夏の出店屋台を、是非堪能してみて下さい。
瀋陽市内観光バス路線開通!
瀋陽市内に、市内観光専用のバス路線が開通しました。
観光バスは全部で八台あり、全て二階建てのバスになっており、四台のバスは二階部分がオープンの露天設計です。
バスには全部で75席あり、それぞれの席にイヤホンが付いていて、イヤホンからは一つ一つの観光場所が中国語・英語・日本語・ドイツ語での説明が流れています。
路線は、遼寧大厦(南風倶楽部広場)からオリンピックセンター南門(芸術家園南門)までの全24のバス駅(バス停)が設定されており、路線全長約21.2㎞で運行時間は約50分です。
運行時間は朝7時から夜18時までで、30毎に運行しています。
乗車チケットは三種類あり、一回乗るチケットは一人5元、有効期間は当日です。
当日何回でも乗り降り出来るチケットは一人10元、有効期間は当日です。
瀋陽市内のICカードを使う場合は、一人一回4.5元です。
観光バス路線の通る観光地には、
世界文化遺産である「清昭陵」「清故宮」、
四つの歴史古跡「清真南寺」「太清宮」「張氏帥府」「瀋陽故宮」、
七つの大酒店「遼寧大厦」「格林大酒店」「凯莱大酒店」「凯賓斯基飯店」「皇朝万豪酒店」「万鑫酒店」「喜来登酒店」、
二つの広場「恵工広場」「政府広場」、
二つの商業センター「中街遼展」「華潤万象城」、
二つの公園「青年公園」「五里河公園」、
一つの体育館「オリンピックセンター」があります。
瀋陽にお越しのお客様は、是非この観光バスに乗ってみて下さい。
2012年中国の端午節!
6月23日は、中国の端午節です。
端午節はかなり古い伝統的なお祭りで、中国の春秋戦国時代(紀元前475年)から始まりました。
毎年端午節には、人々は粽と卵などを食べ、手首に五色の紐をつけます。
端午節が終わってから雨の日に捨て、体の邪気を除くという習俗があります。
【中国の主な町の端午節の習慣】
・河北省では、端午節の日に井戸を作る事が禁止され、サクランボと桑椹を食べます。
理由は、一年中蝿などを誤食する事が無くなるようにするためです。
・山東省では邪気を除く為、人々は朝起きてお酒を一杯飲みます。
子供達は七色の紐を付け、朝は露の水で顔を洗います。
・江疎省では石首魚を食べ、夜は龍船のお祭りを行います。
・四川省の主な活動は龍船の試合で、その他には盛大な商品貿易会もあります。
端午節は城市によってそれぞれ違う習俗があり、中国全土で同じなのは、このお祭りは中国の戦国時代の屈原という詩人を記念するために、この祭りを伝統的に行ってきました。
昔と違い、現在はお祭りでなくても、粽や卵などを食べる事のできる時代になりました。
そんな現在でも、大勢の人々が中国の伝統的なお祭りを肝に銘じ、大切に行っています。
端午節のお祭りでは、毎年大型スーパーなどの粽の売り場等はにぎやかになります。
瀋陽の端午節の雰囲気もお楽しみ下さい。
瀋陽鉄西区に中国工業博物館開館
瀋陽の鉄西区は、老工業改造装備製造発展示範区と称賛しています。
2010年頃元省委書記が、鉄西区に中国工業博物館を建設するという提議を下しました。
瀋陽鉄西区の工業の歴史は悠久的で、1905年現代化機器企業が誕生し始め、日本殖民工業、国民党時期工業や新中国工業など、いくつもの異歴史時代を経験しました。
鉄西区は、新中国の第一枚国徽、第一台水圧機など、何百もの中国工業史の第一新商品を生産しており、中華人民共和国の工業長子と呼ばれています。
瀋陽鉄西区は、今後も瀋陽だけではなく、中国にとっても重要な工業発展区として、継続的に進歩し続けていきます。
その瀋陽鉄西区に、2012年5月18日中国工業博物館が開館しました。
現在は無料で入館できます。
開館時間は毎週火曜日から日曜日で、見学時間は9:00~16:00です。
外国人(日本人等)は、パスポート持参で入館できますので、瀋陽にいらっしゃる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
瀋陽の五月、花見展覧会と海鴎(カモメ)
五月の瀋陽は、いろんな花が咲き始めました。
色彩が鮮やかな郁金香(チューリップ)、素直な蘭、綺麗的な杜鵑花(つつじ)など、様々な花々が咲き乱れています。
瀋陽の世博園では、三大花展が引き続き開催しています。
最近は、瀋陽の人々が花見に出かけるのをよく見かけます。
特に、瀋陽世博園の郁金香(チューリップ)花展が素晴らしく、200種類約300万株の郁金香(チューリップ)の花が、敷地面積約10万㎡の土地に咲き乱れています。
こちらの 郁金香(チューリップ)花展 の見頃は、五月末頃までです。
他にも、瀋陽世博園第二回草花展が瀋陽百合塔の下で同時に行われ、30種類約20万株の草花が咲いています。
瀋陽世博園では、三大花展以外に遊園活動にも力を入れており、色々遊楽項目が増えました。
蘭の展覧会は、4月28日から5月25日まで行われています。
杜鵑(つつじ)の花の展覧会は、4月25日から6月まで行われています。
最近では、瀋陽市内の公園に海鴎(カモメ)が見られます。
海辺で飛んでいる海鴎(カモメ)が、海の無い瀋陽に来ました。
一週間ほど前、約20匹海鴎(カモメ)が瀋陽市中山公園動物園で生活を始めました。
この 海鴎(カモメ) は、天津動物園から来ました。
中山公園は、瀋陽市内の公園の中で、唯一 海鴎(カモメ) を見る事ができる公園になりました。
6月は 海鴎(カモメ) の産卵の季節ですので、来年は 海鴎(カモメ) の子供達も見る事が出来るでしょう。
海の無い瀋陽で、公園を散歩しながら 海鴎(カモメ) が見られるようになりました。
五月の瀋陽は時々風が吹いていますが、綺麗な花の展覧会と可愛い 海鴎(カモメ) 達が、お客様の到来をお待ちしています。
この春の季節は、瀋陽を楽しませてくれる景色がたくさんあります。
瀋陽の鳥島観光地
鳥島観光地は、瀋陽市で一番大きな自然生態の鳥類観賞地で、別名「干河子島」と言います。
棋盤山開発区の中にあり、東陵公園の東側、世博園の南側、渾河水系の中の一つの島で、土地面積は49.26ヘクタールあります。
瀋陽の鳥島は、一年の四季や一日の時間帯によって、島上の森林、湿地、水塘などが、訪れる人々の前に違う景色を見せてくれます。
春は万物が蘇り、草花が芽生え、鳥島の鳥達は子供を産みます。
夏は草木がよく茂り、アヒルやスズメ等が樹木の下で休憩し、白鶴達は葦塘の中で食べ物を探す様子を見る事が出来ます。
秋は木の葉の色も変わり、幼い雁達が金色の木の葉の地面を母親の後ろを追いかけて、揺れて歩く姿は、まるで幼稚園の子供たちみたいに、この季節を楽しんでいるようです。
冬は真っ白な地面を、雁とアヒルたちが、まだ凍っていない水面で遊んでいます。
鳥島は一年の四季で様々な鳥の声が聞こえ、ゆったりとした時間を満足させてくれる場所です。
島上の主な観光場所には、白鳥湖、恋人橋、相思園、カササギ橋、鴛鴦泉、森林童話劇場等々、見所はたくさんあります。
鳥島の営業時間は、朝8時~午後17時です。
4月1日~10月31日は入場料は30元/人、11月1日~翌年3月31日まで入場料は15元/人で、130cm未満の子供は無料です。
中国瀋陽の三月の雪
中国瀋陽の冬は、氷点下20℃を下回るほどの寒さですが、例年降り積もるほどの雪はあまり降りません。
今年の瀋陽市は、例年以上に大きい雪は降っていませんでしたが、春に向かっている三月に
降り積もるほどの雪が降りました。
瀋陽市内の屋上は真っ白な雪でおおわれ、地面は降り積もった雪が溶け始め、
ちょっと泥だらけの状態でした。
雪が降る事により、目を楽しませる所はたくさんありますが、特にきれいな景色になるのが瀋陽故宮と北陵公園です。
雪の飾りで、瀋陽故宮と北陵公園は銀世界になりました。
特に壮観なのが北陵公園で、広い敷地内が真っ白な雪を覆っており、絶景です。
陵園の上に立って見る景色の美しさは、言葉で表せないほどです。
この三月の時期は、気温が氷点下10℃前後ですが、観光や遊びでもぜんぜん寒く感じません。
瀋陽の雪景色を見に来て下さい。
楽しませる風景が待っています。