中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
中国瀋陽市内のタクシー料金改正
2010年7月1日から瀋陽市内のタクシー料金が改正されました。
中国の瀋陽市タクシー運営価格調整の公聴会にて審議され、中国政府が最終発表して決定致しました。
気になるタクシー料金の内容ですが、以前は距離による計算でしたが、今回の改正で距離+時間で計算されます。
初乗り料金や距離は、以前と同じ昼間は8元で3キロメートルを超えると15.1キロメートル以内なら550メートルごとに1元値段が上がります。
※詳しくは、2010.3.18のブログ「中国瀋陽のタクシー」を参照
今回新たに加わった時間計算ですが、待ち時間(信号や渋滞での停車時間を含む)やタクシーの速度が12キロ以下での走行時は3分で1元が加算されます。
この度のタクシー料金改正の理由は、燃料石油(ガソリン等)の価格の上昇などがあげられています。
タクシー料金の改正から半月が過ぎ、タクシー業界に関する話題が数多く取り上げられるようになりました。
その中で、中国瀋陽市内でのタクシーの問題点に対する市民の意見でもっとも多いのは、タクシーの乗車拒否問題です。
中国瀋陽市内でのタクシーは、1台のタクシーを運転手が昼間と夜間の2交代で行っています。
一般的なタクシーの運転手の交代時間は、午前6時と午後6時です。
このタクシー運転手の交代時間である午前6時と午後6時の前30分前後は、タクシーの乗車拒否が多く、タクシーをつかまえる事が非常に難しくなっています。
特に午後5時過ぎくらいから6時過ぎの時間帯はタクシーの利用者が非常に多くおり、タクシー運転手は交代のため乗車拒否が多いので、タクシー多く走っていても全然乗る事ができず、利用者にとっては非常に不便になっています。
この問題は、瀋陽市内のテレビ報道等でも多く取り上げられており、アンケート等の調査が進められています。
この様に、料金だけではなくタクシー業務に関する瀋陽市民の反応はかなり厳しい見方が多いようです。
私は何度も瀋陽で経験しました。
乗車拒否は自分の首を絞めることになるのに…
わかっていませんなぁ~マイカーブームになってきているのに…
日本の昔と同じような状況です。
現在の日本は客離れが進んだままで客の奪い合いです。
正規の運転手さんたちは生活が出来ずタクシー会社を退職して職業変えをしています。
現在は、年金生活者の運転手が多数おります。
近い将来瀋陽の運転手さんも同じ運命をたどることでしょう。
一考を促したいものです。