中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
中国の吉日(縁起のよい日)
日本でも何かと縁起担ぎますが、ここ中国では更にその上を行く感じで様々な縁起担ぎがあります。
中国では数字の語呂合わせによる縁起担ぎが多く、中国での縁起の良い数字は偶数なので、偶数の日を記念日とする事が多くあります。
他にも、二人の記念日や愛の告白・家族等のふれあいでも縁起担ぎをします。
中国、2010年今年の吉日
2010年2月14日
「春節」(旧正月)、旧暦の元旦、バレンタインデー
2010年2月28日
「元宵節」旧暦1月15日の伝統的な中国の節句。
2010年5月8日
8は「発」(ファー)の音につながり、「発財(ファーツァイ、金持ち)になる」という縁起の良い数字で、更にこの日は週末にあたるため。
2010年5月20日
「520」の発音が「ウーアルリン」で、「我愛你」(ウォアイニイ)の発音に似ているため。
2010年6月6日
6は「溜」(リュウ)の発音に近く、「順溜」(シュンリュウ、物事が順調に進む)という縁起の良い数字で、更にこの日が休日にあたるため。
※旧暦も4月24日で、偶数日なので縁起がいいとされています。
2010年6月16日
「端午の節句」 旧暦5月5日、法定休暇です。
2010年6月18日
「618」(リュウヤオパー)の発音が「順又発」(シュンヨウファー、順調で金持ちになる)と発音が似ているため。
※中国では数字の1は(イー)と発音しますが、数字だけの言い回しは(ヤオ)と言います。
これは、数字の7(チィ)と数字の1(イー)の聞き間違いを防ぐためです。
2010年8月8日
偶数の中でも中国で一番縁起の良い8が並ぶ日。
※旧暦も6月28日で偶数日なので縁起がよく、北京五輪の開会式となった記念日でもあります。
2010年8月16日
「七夕節」(旧暦の7月7日)七夕、中国ではこの日がバレンタインデーです。
2010年10月10日
10のゾロ目が並ぶ日で、日曜日の休日。
※中国の成語にある「十全十美」 (完璧で申し分がない) という日にあたるため。
これらの日には、ホテルの宴会会場やレストラン等は予約でいっぱいになります。
下手をすると1、2年前から予約が入っていることもあります。
もう半年が過ぎましたが8月そして10月(瀋陽はよい季節)がありますので、是非この機会に中国のパワーを感じてみてはいかがでしょうか。
瀋陽市内の至るところで道路補修工事
瀋陽では、この冬は例年に無いほどの寒さになったため、零下で傷めた道路の補修工事を多くの場所で行っています。
しかし、この補修計画は市民にはあまり認知されておらず、急に道路が閉鎖したりして市内は少々混乱しています。
公共電波(テレビやラジオ)等を利用して通知されているもかもしれませんが、多くの人たちが戸惑っています。
これも中国らしさ(人口が多い)なのかもしれません。
補修工事をすること自体はとても良いことなのですが、防護柵も無く誘導する人も居ないので多くの交通渋滞を招き、人や自転車も通行することが困難です。
また補修工事現場のそばは、粉塵がたちほこり目も開けていられない状況です。
封鎖柵がある場所では、通行人や自転車は封鎖柵を乗り越えて近道をしていきます。
瀋陽市民の足である公共バスもルートが大幅に変更になり、市民は何処へ行けば目的地のバスに乗れるのか良いか分からない状況です。
地元の瀋陽市民は慣れているのかもしれませんが、もう少し適切な事前説明があると良いのではないでしょうか。
今しばらくはこの状況が続くようです。
交通安全を第一に心がけ、市内が綺麗になることを期待し、工事に携わる人のご苦労を労い早く完成させて欲しいものです。
瀋陽の街中は現在緑化運動中
今瀋陽の街中では、5月の連休明けから主要道路の緑地化や冬場(特に今年の冬は40数年ぶりに寒さが厳しい冬)で傷めた道路・歩道の補修工事を推進しています。
今年の道路の修復には瀋陽市としても困難が予想されています。
この時期の瀋陽は、風が強く砂塵も飛び天候が急変しやすく比較的雨が多く降る季節でもあり、工事する人たちは大変な苦労をしていますが、緑化を進めるには程よい季節かもしれません。
現在政府広場では、地下鉄工事(第2線)の地質調査や公園内緑地工事も行っています。
瀋陽の気候は亜熱帯季節風に属しているので、春は4月から5月までで6月からは夏になります。
瀋陽市の施設や銀行等の入り口には色鮮やかな花が飾られ、瀋陽の街の人々は住みやすい綺麗な街になることを期待しています。
中国古代結婚の花嫁を迎える儀式風景
中国での古代結婚式は、花婿が花嫁をお迎えに行きます。
花婿は新しい衣をまとって新しい靴をはき、上半身には紅色の帯をたすきがけにして胸に赤い花を飾ります。
「十字被紅」、そして花婿は馬に乗って花轎(花かご)を率いて花嫁を迎えます。
そして新婦の父親が娘の花嫁を背負って花轎に乗せる、又は花嫁は紅色刺繍の靴の上から父親の靴をはいて、そのまま歩いて花轎に乗り、乗った後に父親の靴を脱ぐという習慣があります。
花婿が花嫁を迎えに行くと花嫁側の両親に深くお辞儀をし、「父母・フームゥー」と呼んで挨拶します。
その時、花嫁の母親は紅包(結婚の祝儀)を花婿に手渡し、お茶で花婿をもてなします。
その後花婿が花嫁を花轎(花かご)に乗せて自分の家へと連れて帰るのが儀式です。(ここでは列を組んで結婚式場へと行進します。)
仲人さんに先導されて新郎新婦が出て来たときは、爆竹音や楽器隊の演奏が最大となり、いつの間にか人だかりが出来ました。
紅白の獅子舞が先導し、その後に馬に跨った新郎が誇らしげに新婦を引率をしています。
新婦は古代的な嫁入り花かごに乗り、仲人さんが導いています。
花かごの両側では嫁入り道具を両手に持つ女性のお供が同行しています。
花かごは銅鐘音のリズムに合わせて行進し、列の後方には古風な笛や太鼓、小タンバリンなどの伝統的な楽器隊が盛り上げて行進しています。
その様子は道行く人たちや車道を走る車は、まるで祝福するかのようにゆっくり通りながら見惚れていました。
花かごが新郎の家(ここでは結婚式場)に到着すると、門前で爆竹が三発鳴らされ、出迎えの賓客や見物の子供達が一斉に花嫁が乗っている花がごに集まります。
ここで新婦は花かごから降ります。
新婦が花轎(花かご)から降りるときには盛大に爆竹を鳴らして邪気を追い払い、幸運を招来する習慣があり、盛大な爆竹音と楽器の演奏は喜びの熱気や雰囲気を盛り上げます。
ここで新郎新婦と仲人さんは出迎えの新郎側の両親に挨拶をします。
後は披露宴です。
お二人ともお幸せに おめでとう「恭喜恭喜・ゴンシーゴンシー」
ちなみに花嫁さんの頭につけた冠(鳳凰の形)は、后(きさき)のみでしたが、明・清時代には普通の嫁入りに使用されるようになりました。
花婿さんの冠は「壮元・ジュアンユァン」と言って(優秀な人物)の意味があります。
現在では花かごの替わりに車(リムジンやベンツお花を飾った)の利用が多いなか、古代式は穏やかで心が和み、周囲の人たちの熱い視線がとても印象的でした。
中国の人気アニメ「喜羊羊与灰太狼」
中国で現在大人気のアニメ「喜羊羊与灰太狼」です。
中国国産アニメ「喜羊羊与灰太狼」の最新映画「喜羊羊与灰太狼之虎虎生威」が旧正月に中国全国各地で放映され、興行収益がアニメ作品としては過去最高の1億元を突破しました。
また、国内の子供を対象にしたある調査では、キャラクターの知名度はディズニーのミッキー・マウスとほぼ同じという結果が示されました。
「喜羊羊与灰太狼」は、羊たちと狼たちが知恵と勇気を競うコメディータッチの物語です。
2005年にテレビアニメとして杭州市の児童チャンネルで初めて放送されて以来、現在は全国67のテレビ局で500話余りが放送されています。
羊の村には、勇敢な羊、綺麗な羊、怠け者の羊など、いろいろな個性的な羊たちがいます。
灰太狼という狼は羊の村に羊を捕まえにいきますが、いつも失敗ばっかりしています。
そんな個性豊かでかわいいキャラクターと、ユーモラスな内容が中国の子供たちに大人気です。
キャラクターグッズも人気があり、中国版ディズニーランドとして「喜羊羊与灰太狼」のテーマパークを建設する計画もあるようです。
中国瀋陽の健康ランドのような大型のお風呂屋さん
中国瀋陽には、数多くの健康ランドのような大型のお風呂屋さんがあります。
中国瀋陽の冬は、氷点下の日が続くのでこの様なお風呂をよく利用します。
夏も汗を流しゆっくりとマッサージを受けたりしながらくつろぐ事ができます。
これらの大型のお風呂屋さんは、大浴場はもちろんの事、垢すりやサウナもあります。
お風呂では、シャンプーやリンスや石けん等も揃っていますし、ハンドタオルやバスタオルも貸してもらえます。
垢すりは通常の垢すりの他、ミルクマッサージや頭皮マッサージなど様々なマッサージなども受ける事ができます。
大浴場でゆっくり入浴・サウナ・マッサージをした後は、別フロアに行くと大型のソファーでゆっくりとくつろげる場所や様々なイベントを行うイベントスペースなどもあり、ゆっくりとくつろぐ事ができます。
大型のソファーでゆっくりとくつろぎながら、ここでも全身マッサージや足マッサージや足修理を受ける事ができます。
足修理は、専門の方が専用の道具で足の爪の手入れや踵(かかと)や足の裏の硬くなっている角質などを落としてくれます。
このくつろぎの場所で、マッサージ等を受けながら朝まで眠って行く方も多くいます。
これら大型のお風呂屋さんの入場料は、約30元~40元くらいです。
垢すりやマッサージ等の各サービスも、それぞれ1時間約30元~40元くらいで受ける事ができます。(お店により価格や時間は違います)
専門のマッサージ店に勝るとも劣らぬ技術とサービスで、十分満足できる内容です。
瀋陽に旅行に行く方は、旅の疲れを癒すのに是非とも足を運んでみて下さい。
当社の瀋陽旅行ガイドでも、当社が作成する予定表に入れる事が多く、お客様は皆様大変満足されております。
瀋陽の幻想的な綺麗な霧氷の世界
2月25日の朝、目を開けて新しい日を迎えました。
窓の外から強い光が窓を通して部屋に入ってきました。
窓を開けて外を見ると、水晶のようなまばゆい世界が目の前に現れました。
前日の夜に雹のような大粒の雨が降ったため、木の枝、軒先、屋上など全てキラキラと霧氷を形成しました。
童話の世界に入ったような水晶の街・・・この綺麗な景色をゆっくりと楽しみました。
霧氷(むひょう)は氷点下の環境で、空気中の過冷却水滴や水蒸気が樹木やその他の物に衝突して凍結もしくは昇華することでできる、白色~無色透明の氷層の総称の事をいいます。
自然現象の着氷現象の事です。
瀋陽市内の公共バス(巴士・バシ)の利用法と注意事項
2009年11月22日の「瀋陽市内の主要交通機関・バス」の中でバスの運行システムを紹介たしましたが、今回はバスの利用法と注意事項を紹介します。
公共バス(公共汽車・ゴォンゴォンチーチェ)は安くて大変便利で、市民の日常の足的存在であり瀋陽市内ではタクシーの次に多い交通機関です。
ここ中国瀋陽で公共バスに乗った事のある方はご存知かもしれませんが、日本のバスとはかなり違う点があります。
1. バス停(駅)には時刻表はなく、路線バス番号と行き先(停車場所案内)の表示がされています。
複数のバス路線がありますので確認しましょう。
2. 同じ最終目的地でも途中で停車する場所が異なります。(運行経路の違いがあります。)
3. バスの運行時間は路線バスによって朝5:20~夜19:00と22:00です。
バスの運行は時刻表のようなもので時刻が決められていないため、同じ路線バスが3台・4台続けて来ることがありますので、乗り遅れた場合はその次のバスが来るまで待ちぼうけです。
バス停には何社もの路線バス会社が運行しているため、次から次へ色々な路線のバスがやって来ますので目的のバスを見つけたらすぐに追いかけなければ乗り遅れてしまいます。
バスはバス停の前で必ず止まるとは限りませんので、乗りたいバスの前に出て私はこのバスに「乗るんだ」というアピールをして向かっていったり、追いかけたりしないとバスは止まってくれません。
日本のタクシーをつかまえるのと同じ感じでバスを止め、周囲の交通の状況に気をつけて乗車しましょう。
交通の状況により、時にはバス同士が横に2車線3車線と並んでいる所で乗り降りしなければならない事もありますので、乗り降りをする際には十分気をつけてください。
バスを止めて乗車したら、すぐに手すり等にしっかりつかまってください。
中国の交通事情や道路の状況では、日本とは違い急ブレーキや急ハンドルが多いです。
急発進したり急な車線変更は日常茶飯事ですので、手すり等にしっかりつかまり全身に力を入れて踏ん張らないと大変危険です。
バスから下車する際は、日本のような次に降りますの「ボタン」などはありません。
目的地の近くになったら降りる準備をして運転手さんにアピールしないと駄目な場合があります。
また、運転手が「次に降りる人はいないか?」と聞いてくる場合もありますから「降ります」と声をかけないとバスはそのままバス停を通過してしまうケースもありますから注意してください。
全てのバスが上記の状態では無いですが、決して気を緩めないで乗りましょう。
そして何よりも、ここは日本とは違うことだけは理解して決して怒らないで下さい。
国が違えば習慣や常識も違いますので、自分が気をつけることのみに専念してバスに乗るようにして下さい。
また、乗車人数が多いバスなどではスリなどにも注意して下さい。
瀋陽のメガネ専門店「大明府眼鏡店」
瀋陽のメガネ専門店「大明府眼鏡店」の本社は「遼寧大明府時計眼鏡有限会社」で、1991年に創立し本社本店の場所は瀋陽市中街路167号にあります。
今後の高齢社会に伴い、ますます需要が伸びると思われるメガネ業界の中でも、「大明府眼鏡店」は常に新しい商品政策、商品開発に取り組んでいます。
現在、メガネはトータルファッションの一部として若者たちにも重要視されており、「大明府眼鏡店」では何百通りのサイズと色の組み合わせで、お客様一人一人にオーダーメイドのメガネを作る事ができます。
眼鏡の値段は安く、レンズ込みで80元(日本円で約1,200円)ぐらいからあります。
気に入ったフレーム等がある場合は試してみることもできます。
商品によってファッションの差はあっても、技術的な問題は感じられず、すぐに壊れたりする事もありません。
コンタクトレンズも取り扱っており、値段は少し高い感じがしますが、中国のコンタクトレンズの主流もソフトレンズになってきており、使い捨てのコンタクトレンズも増えてきています。
中国でよく見掛ける「酒店・飯店」て何?
中国へ始めてのご旅行やお仕事(出張)に行かれた方は、最初は何か?・・・疑問を持たれた方が多いかと思います。
また、中国への旅行を準備される中でホテルの事を「〇〇大酒店(ダジュデン)・〇〇大飯店(ダファンデン)」と記されていることに気が付かれたでしょうか?
ここ中国ではこのような看板やビル名称が数多く見られます。
「〇〇大酒店(ダジュデン)・〇〇大飯店(ダファンデン)」は実は、ホテルの事で決して酒屋さん・ご飯屋(食堂)さんではありません。
ですが、「飯店(ファンデン)・酒家(ジュジャ)」はレストランの意味もあるので注意してください。
ちなみに他にもレストランは「楼(ロウ)・園(ユェン)・軒(シュェン)」で表記されています。
ちょっと興味があったので調べてみました。
中国では比較的大きな設備が整った外国人向けのホテルを「酒店(ジュデン)・飯店(ファンデン)・賓館(ビングアン)」と表記し、一般の中国の人がよく利用するホテルを「旅店(ルィデン)・旅館(ルィグアン)・客店(クァデン)」と表記しています。
主に中国の南地方の香港や台湾で「〇〇大酒店(ダジュデン)・〇〇大飯店(ダファンデン)」の(大)が付くホテルが多いのですが、現在では全中国国内で一般的に数多く見かけられるようになりました。
では何故ホテルのことを、中国では「酒店(ジュデン)・飯店(ファンデン)」表記されるのでしょう。
一説によれば、食事やお酒をお客様にもてなす設備がある。また、古き歴史の中で旅のお客さんに「お食事やお酒を振る舞い、そのままお客さんを泊めた。」ことからではないでしょうか。
もともとは「酒場・飯屋」などの意味です。
昔、旅の途中で食事や休憩する場所を「桟(ザン)」と言っていたそうで、今でも「客桟(クァザン)=旅人宿」と言う字を見掛けます。
「酒場・飯屋」は伝記小説などで見ますが、旅人が旅の途中でこの「酒場・飯屋」で一休みして食事をした後、夜はそのまま宿泊させていた今で言う民宿のような感じでしょうか。
中国の古い歴史から見れば、ホテルの意味になったのはごく最近です。
1930年頃、上海が発展しだした頃に「飯店(ファンデン)」と表記したホテルが最初かも知れません(当時から外国人が多く住んでいました。)
「酒店(ジュデン)」は香港で多く見掛けます。