中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
「遼寧工業展覧館」で絹織物展示会
絹織物は、絹で織った織物で別名をシルクと言います。
しなやかで強く美しい光沢がある為、繊維の中でも最も珍重されて来ました。
6月13日~6月22の期間は、瀋陽の「遼寧工業展覧館」で中国南方地方の絹織物展示会が開催中です。
今回の盛大な展示会は、中国の杭州や蘇州や台州や広州や福州や深圳や上海や北京などの500余りの有名な絹織物服装企業を集めて、瀋陽で開催しています。
共同で2009年中国の絹織物服装の風格と趣を演繹(えんえき)した。
シルクロードとは
シルクロード(Silk Road)は、中国と地中海近辺の各国の間の歴史的な交易路を指す呼称です。
別名で「絹の道」とも呼ばれています。
現在の日本でこの言葉が使われる時は、ローマ帝国と秦漢帝国、あるいは大唐帝国の時代の東西交易が念頭に置かれることが多いが、広くは近代(大航海時代)以前のユーラシア世界の全域にわたって行われた国際交易を指し、南北の交易路や海上の交易路をも含めている。
6月1日は中国のこどもの日「児童節」
中国のこどもの日は日本と違い、毎年6月1日です。名称は「児童節」と言います。
この日は学校が休みになり、プレゼントが貰える為子供達にとってもっとも楽しい1日となります。
中国では親が共働きしているケースが多いうえ、一人っ子政策で兄弟も居ない為、子供はかなり寂しい思いをしています。
中国の経済は速いスピードで発展しており、競争が激しくなってきている為、親たちは職場で一生懸命頑張って勤務時間以外の付き合いも少なくない状態になっています。
そんな慌ただしい日々の中で子供だけが家に残ることが多い為、親子のコミュニケーション不足が否めません。
今日は中国のこどもの日という特別な日ですから、こんな日には仕事を離れて親子で楽しい日々を過ごしたいものです。
今日5月28日は端午の節
端午の意味
旧暦では午の月は十二支で5月にあたり、この午の月の最初の午の日を節句として祝っていたものが、のちに5が重なるこの月の5日が端午の節句の日になったといいます。
「端」は物のはし、つまり「始り」という意味で、元々「端午」は月の始めの午の日のことでした。
後に、「午」は「五」に通じることから毎月5日となり、その中でも数字が重なる5月5日を「端午の節句」と呼ぶようになったともいいます。
今日5月28日は旧暦の5月5日に当たりますので、中国では今日が端午の節になります。
風習とその由来
この日を端午とする風習は、3世紀の中国の楚で始まったとされます。
楚の国王の側近であった屈原は人望を集めた政治家でしたが、失脚し失意のうちに川に身を投げることになります。
それを知った楚の国民達は、粽と玉子や果物などを川に投げ込み魚達が屈原の遺体を食べるのを制したのが始まりと言われています。
詳しくは
端午の節句は「屈原(くつげん)」の話から始まります・・・。
中国の戦国時代というから、今から約2300年前のお話です。
楚(そ)の国の国王の側近に、屈原(くつげん)(前340年頃~前278年頃)という政治家がいました。
詩人でもあった彼は、その正義感と国を思う心は強く人々の信望を集めていました。
しかし、屈原は陰謀によって失脚し、国を追われてしまいます。
その時の想いを歌った長編叙事詩「離騒(りそう)」は中国文学史上、不朽の名作と言われています。
故国の行く末に失望した屈原は、汨羅(べきら)という川に身を投げてしまいました。
楚 の国民達は小舟で川に行き、太鼓を打ってその音で魚をおどし、さらにちまきを投げて「屈原」の死体を魚が食べないようにしました。
その日が中国の年中行事になり、へさきに竜の首飾りをつけた竜船同士が競争する行事が生まれたそうです。
これは、今日のドラゴンレース(龍舟比賽)の始 まりとも言われています。
これがちまき(肉粽=ローツ ォン)の起源です。
このようなエピソードから、毎年命日の5月5日には屈原の供養のために祭が行なわれるようになり、やがて中国全体に広まっていきました。
国と人民に尽くした屈原の政策は、死んだ後もいっそう人々に惜しまれ、多くの粽(ちまき)を川に投げ入れて国の安泰を祈願する風習に変わって行きました。
中国乳業の代表格「蒙牛集団」キャンペーンイベント
本日5月21日、中国乳業の代表格である「蒙牛集団」という会社が、瀋陽市政府広場で新発売の蒙牛アイスクリームのキャンペーンイベントを開催しました。
キャンペーンは、ゲームや歌などの形式での新商品販売です。
現在、瀋陽ではだんだんと気温も上がってきており、少しずつアイスが美味しく食べられる季節になってきています。
よい天気の日に、ゲームや歌などのイベントに参加しながらアイスを食べるのも夏を先取りしている感じでいいですね。
5月4日は青年節
5月4日は中国の青年節です。2009年の青年節は、70年目を迎えます。
青年節とは、1919年に勃発した帝国列強を反対する中国の「5.4運動」から由来します。
第一次世界大戦後に開かれた「パリ講和会議」は、戦勝国である中国の不平等条約廃棄という正当な要求を拒み、さらに敗戦国ドイツが中国の山東で獲得した不法権益を、日本に転授したことで中国民衆の強い反発を買いました。
1919年5月4日、北京の三千人余りの学生が「外争国権、内懲国賊」と連呼しながらデモ行進し、それがやがて中国全土に及ぶ帝国主義反対の愛国運動と民主、科学を求める封建主義反対の「新文化運動」まで発展しました。
中国近代史上における徹底した帝国主義と、封建主義を反対した偉大な愛国運動である「5.4運動」は勝利を収め、中国新民主主義革命のスタートをきりました。
「5.4運動」の愛国、民主と科学的精神の継承と発揚を目指して、中国の中央人民政府政務院は1949年12月、毎年5月4日を中国の青年節にすると正式に発表しました。
青年節になると、中国各地で多彩な記念活動が催され、若者たちが各種のボランティア活動や社会実践活動を展開し、成人式を営むところも多くなります。
5月1日は国際労働の日
4月23日のブログ「賑わうマーケット」でも書きましたが、5月1日は、劳动节(ラオドンジエ)と言い、日本で言う勤労感謝の日です。
中国国務院事務所から「2009年の祝日と休日の一部に関して、変更する」お知らせが出ました。
劳动节(ラオドンジエ):5月1日から3日までの3日間は休暇を取りましょう。そのうち、5月1日の金曜日は、「劳动节(ラオドンジエ)」国際労働の日と言う法定祝日とします。5月2日の土曜日と5月3日の日曜日は一般の公休です。
この日はみんな旅行に行きます。瀋陽「劳动节(ラオドンジエ)・皇寺の縁日」や、瀋陽「不思議坂」や、第十三回の「エンジュの花祭」
「五龍山エンジュの花見大会」や、瀋陽世博園の「チューリップとボタンの花見大会」や、瀋陽氷川動物楽園の「沸騰しろ~劳动节(ラオドンジエ)!」や、碁盤山の「日光の劳动节(ラオドンジエ)!」などのイベントを行っています。
4月4日から清明節です
4月4日から中国では清明節です。
清明節とは、家族皆で祖先のお墓をお参りして、草むしりをしてお墓を掃除する日で、「掃墓節」とも呼ばれます。また春を迎えて郊外を散策する日であり、「踏青節」とも呼ばれます。
日本で言うお彼岸と同じです。
清明節前に摘んだ茶葉を「明前茶」。清明から穀雨までの茶葉を「雨前茶」。穀雨以後の茶葉を「雨後茶」といいます。中国で緑茶は清明節に近い時期に摘むほど、香りと甘みがあり、高級とされています。
ちなみに瀋陽の今日の気温は2℃~17℃です。やっと春が来ました!