中国 生活ブログ by 【中国遼寧省/瀋陽ガイド】
今年の中国中秋節は9月22日から
今年(2010年)の中国、中秋節は旧暦の8月15日(十五夜)に月を愛で、秋の収穫を祝って地の神様を祀る節句で、今年は9月22日(水)からの三連休となります。
中秋節の由来は、2009年10月3日のブログ【中国の三大節句の一つ「中秋節」】をご覧下さい。
現在の新暦(西暦)では約1ヶ月のズレが生じる事から9月7日から10月8日の間に訪れる満月の日を十五夜・中秋の名月としています。
中国では、昔から中秋節には家族そろって円形のテーブルで食卓を囲み、満月のような丸い食器で食事をして家族団らんを楽しみ祝います。
若い人たちは、名月を見ながら愛を語るのでしょうか?
中秋節頃になると、スーパーなどではたくさんの月餅(げっぺい)中国語では(ユェビン)が所せましと並べられ、販売に熱が入ります。
この時期は、日頃お世話になった方や親しい人への贈り物として欠かせないのが月餅です。
中国東北アジア輸出入商品博覧会開催
瀋陽市瀋陽工業展覧館で、中国東北アジア輸出入商品博覧会が開催される予定です。
2009年6月17日のブログ【「遼寧工業展覧館」で絹織物展示会】の中で紹介致しましたが今年も開催されます。
昨年は絹織物が主流の展示会でしたが、今回は国際商品輸出入商品博覧会です。
開催期間は2010年9月9日~9月12日の4日間の予定です。
開催場所は遼寧省瀋陽市和平区彩塔街38号にある瀋陽工業展覧館で、青年公園南方の青年大街通りと文化路通りの交差点付近になります。
中国政府公認で開催される国際商品輸出入貿易展示交流会で、2007年に第1回東北アジア博が開かれてから今年で第4回を迎えます。
今年の主催国は日本で、アジアの国々から様々な商品が出展されます。
出展者が目的を達成しやすい展示と効率的で充実した内容での文化交流会を目的とし、さらには出展者や参加者が多くの貿易商談や投資の展開ができるビジネスチャンスを提供する場としています。
出展分野としては、中国東北市場での小売販売を希望する外国製品で、衣料、家具、家電、食料品等、また、観光や飲食等です。
その規模は、年々大きくなっています。
他の国々からの数多くのショップが並び、おしゃれな服やグッズなどの外国製品が数多く集まります。
中国の「三伏天(サンフゥテェン)」て何?
中国の暦の中に「三伏天(サンフゥテェン)」と呼ばれる期間が有ります。
これは、一年を通して最も暑い時期をあらわすものです。
また、逆に「三九天(サンジュウテェン)」は一年を通して冬の最も寒い時期(冬至頃)を言います。
7月19日が一伏(イーフゥ)で、皆で餃子を食べ精力をつけます。
これは夏の暑さを乗り切る意味からだそうです。
日本の「土用の丑の日」のような考え方で、日本ではうなぎが定番ですが、中国瀋陽では餃子を食べます。(中国の地域により違いがあります。)
ここ瀋陽では夏の暑さを乗り切るための慣わしが現在も伝わっています。
一伏(7/19~7/29)10日間 餃子
二伏(7/30~8/10)10日間 めん類
三伏(8/11~8/21)10日間 烙餅(ラオ ビン)、玉子炒め
夏の暑い時期の夏バテを防ぐために食べます。(これが全てではありません。)
食欲不振から体力の低下等で夏カゼを防ぐ効果を期待しての習慣だとも言われています。
日本でも夏の暑さ対策として食事から健康を守り、維持する考えは中国でも共通です。
また、中国での地方により習慣の違いがありますが、冬至の「三九天(サンジュウテェン)」の時期に、針やお灸〔薬草のシップ〕をする習慣があります。
この時期は、アレルギー鼻炎、喘息などの治療に良い季節とも言われています。
日本の七夕は西暦7月7日ですが中国の七夕はいつ?
日本の七夕は西暦の7月7日が一般的ですが、中国の七夕節「チーシジェ」はいつでしょう?
七夕は、中国・日本・韓国・台湾・ベトナムなどにおける節句(中国では節日)の一つです。
本来は旧暦の7月7日の夜のことですが、日本では明治の改暦以降、お盆の時期が7月(西暦)と8月(旧暦)に分かれるように、地域などによって7月7日と月遅れの8月7日に分かれて七夕祭りを行こないます。
現在の日本では、一般的にはほとんどが西暦の7月7日に七夕を行います。
七夕は、元来中国の節句の一つで、中国では太陰太陽暦の7月7日(旧暦)としており、今年の中国の七夕節は西暦8月16日(旧暦7月7日)になります。
中国の七夕は日本の七夕のイメージとはかなり違います。
簡単に言うと、中国の七夕は日本のバレンタインデー的な考え方のようです。
詳しくは、中国の旧暦七夕節の様子を西暦8月16日(旧暦7月7日)以降にご紹介いたします。
2010年は6月16日が中国の端午の節句
今年の6月16日は、旧暦で5月5日となり中国では端午の節句の日です。
この日を合わせ3日間は祝祭日で休みになり、子どもたちは家族や友達同士で楽しみます。
また、この時期に旅行などをされる家族も多くなります。
中国ではこの端午の節句で粽(ちまき)を食べますので、各家庭では自家製の粽を作ります。
子供たちはこの粽作りを楽しみ、夢中で作ります。
端午の節
端午の節句は日本では5月、鯉のぼりや5月人形の鎧兜(よろいかぶと)が定番です。
意味としては、鯉のぼりは子どもが出世するように、鎧兜は「身を守る象徴」で健康に成長するようにとの願いからだと言われています。
付け加えると、無病息災を願う行事として、今ではお風呂に菖蒲(しょうぶ)の葉を入れて菖蒲湯(しょうぶゆ)にする事もあります。
柏餅(かしわもち)を食べる習慣もあり、これは子孫繁栄の意味があるようです。
中国では、なぜ粽(ちまき)を食べる習慣が出来たのでしょうか。
端午の節句は、昔中国戦国時代の屈原(くつげん)と言う愛国詩人が、大河に身を投げ命を落とした命日です。
農民が彼の死を惜しみ、あの世に行っても食べることに困らないように、もち米の入った竹筒を河にたくさん流したことが始まりです。
また、中国ではドラゴンボート(レース)に乗る習慣があり、特に中国の南の地域が主です。
このドラゴンボート(レース)は、屈原の遺体を捜そうと競ったことから始まりました。
さらにもう一つ無病息災を祈念することから、中国ではよもぎや菖蒲(しょうぶ)は邪気を払う力があるとされ、菖蒲酒(しょうぶしゅ)を作り飲むなどの形が伝わっています。
中国の五月は百毒月とも言われ二十四節季の夏至にあたり、気温が上がり蚊や蝉が繁殖して病気になりやすかったことから、香りの強い菖蒲(しょうぶ)やよもぎ(艾草)の葉を使った飾りを玄関の入り口や窓に飾る習慣があります。
親が子どもに災いが起こらずに、立派に成長して欲しいと願う気持ちは世界共通のようです。
伊勢丹瀋陽店内でフラワーアレンジメント展示会開催中
中国瀋陽の太原街にある伊勢丹百貨店内3階婦人服売り場(エスカレーター前)にて、花工房BritishラヴィアンローズNAGANOアカデミーの山内弘美先生の作品が展示されています。
山内先生は海外(欧米等)で様々な作品展を催され、今回は初めて中国(瀋陽)での催しです。
展示作品は、中国現地の生花や果物を用いて華麗に仕上げられています。
当日山内先生は、日本の和服姿で接客されており心が和みます。
【作品テーマ】 希望
イギリス式作品
緑・白・ワンポイントの黄色が鮮やかな仕上がりです。
その他にも日本式な作品や、山内先生が生花を用いたフラワーアレンジメントのワンポイントレッスン(実演)を受ける事ができます。
是非この機会にフラワーアレンジメントを体験してみてはいかがでしょうか。
会場提供は、伊勢丹百貨瀋陽店さんで「友情提示」です。
開催期間は6月16日(水)10:00から21:00まで展示されています。
伊勢丹瀋陽店でフラワーアレンジメント作品展示
6月13日~6月16日までの4日間、瀋陽太原街にある瀋陽伊勢丹百貨店にて、花工房BritishラヴィアンローズNAGANOアカデミーの山内弘美先生の作品が展示されます。
展示場所は、瀋陽市和平区太原街84号にある瀋陽伊勢丹百貨店内の3階エレベーター前です。
伊勢丹瀋陽店の営業時間10時~21時まで、いつでもご覧になる事ができます。
当社のサポートで伊勢丹様に山内先生をご紹介した所、伊勢丹様からのオファーにより山内先生に伊勢丹のイベントの一環としてフラワーアレンジメントの作品展示が実現しました。
作品展示期間中に瀋陽に行かれる方や、現在瀋陽に在住されている方は、是非とも足を運んでみて下さい。
本日12日は、明日13日のイベント開始に向け、伊勢丹様の営業時間が終わった後に明日の営業開始までフラワーアレンジメントの作品展示の準備でみんな大忙しです。
よい作品展示になる事を期待します。
中国のこどもの日は6月1日(児童節)
2009年6月1日のブログ「6月1日は中国のこどもの日「児童節」」で紹介しましたが、中国が「児童節」に定めたのは、1949年でモスクワで開催された国際民主婦人同盟の決定に基づいて、国際連合は、1954年に全ての加盟国に対して「こどもの日」を定めました。
日本では、5月5日を伝統的な端午の節句をこどもの日としていますが、中国では毎年6月1日をこどもの日としています。
ですから、中国では「端午の節句」と「こどもの日」は別の日になります。
この日は、子どもに限り遊園地や映画館などは半額か無料になるので親子連れで賑わいます。
また、親は子どものためにスーパーなどで買い物(プレゼント)をしたり、家族みんなで外食してたりして過ごします。
子どもにとっては最高の日と言えるでしょう。
中国でも5月の第2日曜日は母親節
「母の日」は、もとはアメリカから始まり世界中の他の国々も5月の第2日曜日を母の日としてお祝いするようになりました。
中国でも5月の第2日曜日は母親節(ムーチンジェ)としています。
中国の若い人たちに、伝統的な美徳を伝承、社会を愛する心、道徳心を育てる上で民族伝統の文化を必要とする観点から2007年に中華母親節促進会が設立し、孟子(もうし)の誕生日(旧暦4月2日)を中華母親節に決定しました。
母が孟子を育てたときの話は有名で「孟母三遷」として知られています。
「孟母断機」の物語が由来のようです。
中国では、誕生日は母親が苦痛に耐えて生んでくれた恩を忘れないよう感謝をする日としています。
母の日には、子供たちは母親の家を訪ねたり、母と旅行や外食などをして母と一緒に1日を過ごします。
また、カーネーションの花束やプレゼントを贈ります。
母と遠く離れている人たちは、電話や手紙あるいはパソコンなど利用して母への感謝の気持ちを伝えています。
瀋陽市内の労働節の様子
2009年5月1日と5月2日に紹介した「国際労働の日」でも書きましたが、今年も5月1日は中国の勤労感謝の日である「劳动节(ラオドンジエ)」「労働節」です。
ここ中国では5月1日は労働節の日にあたり勤労感謝として国民の祝日となります。
中国では1日~3日はお休みのところが多くなりました。
日本で言えばゴールデンウィークですが、中国は黄金周(ホワァンジンヂョォウ)です。
また、この日には上海で世界博覧会が開催されました。
その関係からか瀋陽の鉄道や空港が旅行者で混雑しました。
この日、瀋陽では小春日和の陽気となり日中の気温は20度を超え街を歩く人の姿は上着を片手にTシャツ姿で仲良くお友達とアイスクリームを頬ばってショッピングを楽しんでいます。
商業地区中心の中街の歩行者天国は、あふれんばかりの人で歩くにも大変です。
各デパートや商店では、各種イベントを工夫してこの日とばかりに安売り合戦をしています。
中心から少し離れた市内の道路や一般的な商店街は自動車も人もまばらです。
北市場の皇寺の広場では、雪花ビール会社の主催で中国各地からの屋台や特産品(雑貨品)がところ狭しと並んでおり、子供が楽しめる懐かしいゲームもありました。
家族連れや若者たちが思い思いに休日を楽しむ姿がとても印象的でした。