中国の結婚式
Q.何故日本人と中国人の結婚式は、中国で挙げるのか?
A.中国女性と結婚し、中国女性が日本で生活する場合、中国のご両親や親戚等と離れて暮らすことになります。
日本と中国では出国の規則も違います。
日本では、15日以内の出国であれば、観光として査証(ビザ)は必要ありませんが、中国では日にちに関係なく出国時には査証(ビザ)が必要になり、更に行った先の国での保証人や観光査証の場合は保証金(個々で違うが、1人につき日本円で50万~100万程度)が必要になる為、中国女性のご両親や親族を海外(日本等)に連れて行き結婚式を挙げることが困難です。
その為、日本人の新郎が単身又は親族や友人を中国に連れて行き、結婚式を挙げるのがよいと考えます。
新郎が単身で訪中し結婚式を挙げた場合、新婦が在日した後に日本で披露宴だけ行う方もいらっしゃいます。
ここでは、中国での結婚式と披露宴について、紹介します。
中国の結婚式と披露宴
日本の結婚式と違い、堅苦しいことはほとんどありませんが、必ず行う儀式の様な事がありますので、一般的な結婚式を例にご紹介致します。
結婚式と披露宴は分かれていません。
一回で同時に行います。
結婚式の参列者は、普段着のままでもよいようです。
ここで注意しなければならないのが、日本人男性の参列者の服装です。
黒のスーツに白のネクタイは、中国ではお葬式の格好ですので、避けて下さい。
結婚式当日、新郎が新婦の自宅に新婦を迎えに行きます。
新婦の自宅で、二人で麺を食べます。
これは、日本の年越しそばと同じ考えで、夫婦が長く愛を育めるようにとの事です。
これは、日本の年越しそばと同じ考えで、夫婦が長く愛を育めるようにとの事です。
新郎新婦が麺を食べてから、新郎が新婦を抱きかかえて新婦の家を出て、車に乗せます。
新郎と新婦は一緒にリムジンに乗り、結婚式場に向かいます。
結婚式場のホテルには、アーチがかけられます。
結婚式場に到着したら、司会者の紹介で入場します。
司会者が、新郎新婦の紹介と新郎新婦の結婚証明書を読みます。
紹介が終わったら、お互いが結婚指輪を相手にはめます。
その後、お互いの腕を絡めてお酒を飲みます。
司会者が新郎新婦の両親を紹介します。
その後、新郎の両親代表1名と新婦の両親代表1名が参列者に挨拶します。
新郎新婦の両親が奥に座り、両親に対し三度礼をします。
参列者に対し三度礼をします。
新郎新婦がお互いに三度礼をします。
その後、新郎新婦の馴れ初めを司会者等がスピーチします。
続いて、ウェディングケーキのケーキカットを行います。
ケーキカット後に、無礼講(日本で言う披露宴)になり、食事をしたり自由に新郎新婦と写真を撮ったりします。
衣装替えについては、特に決まりは無く、好きなタイミングで行います。
結婚式中、新郎新婦は食事を取ることが出来ません。ご注意下さい。
結婚式中、新郎新婦は食事を取ることが出来ません。ご注意下さい。
参列者が食事や会話をしている時、各テーブルを新郎新婦が廻り参列者一人一人にタバコを渡し、マッチで火を付けてから、ご祝儀袋を頂きます。
各テーブルを廻る順番は、新郎新婦の近親の血縁者から廻ります。
各テーブルを廻る順番は、新郎新婦の近親の血縁者から廻ります。
間柄の近い順から廻る感じです。友人等は、最後になります。
タバコの吸えない方や未成年に対しては、ジュースやお酒を注いでご祝儀を頂きます。
中国のご祝儀袋は、赤い封筒です。
頂くご祝儀の金額は、300元・3,000元が多いようです。
全テーブルを廻るので、テーブルを廻る途中で、衣装替え等も織り込んだりします。
お色直しで新婦に日本の着物を着せたりすると、再度撮影会になってしまったりします。
お色直しで新婦に日本の着物を着せたりすると、再度撮影会になってしまったりします。
ご祝儀を渡して、食事の終わった参列者は、少しずつ帰っていきます。
最後に新郎新婦の友人の席を廻る時は、ご祝儀を貰う為に遊びをしなければなりません。
遊びをして成功したらご祝儀を頂けます。
ビール瓶にタバコのフィルターを詰めて、舌でフィルターを落とすという遊びです。
最後に新郎新婦の友人の席を廻る時は、ご祝儀を貰う為に遊びをしなければなりません。
遊びをして成功したらご祝儀を頂けます。
ビール瓶にタバコのフィルターを詰めて、舌でフィルターを落とすという遊びです。
二人で食べ物を落とさずに口でキャッチする遊びです。
背の高い男性が椅子の上に上り、くわえたタバコに新郎が新婦を抱きかかえて火を付ける遊びです。
こうして、全員からご祝儀を頂いた頃には、参列者は少しずつ帰っていき、自然と結婚式が終了します。
結婚式自体の全体の時間は、3時間~4時間程度で終了します。
結婚式自体の全体の時間は、3時間~4時間程度で終了します。