中国・瀋陽の救急と病院について
海外では思わぬ事故やケガ、病気になった場合の対応に困ります。
言葉の壁もあり、病状を詳しく説明が出来ない事や、高額な医療費がかかることもあります。
海外では、必ず身分証明書（パスポート等）や緊急連絡先（現地での連絡先）のコピーを携帯することをオススメします。
ここでは、中国での救急車の情報や瀋陽市内で日本語が通じる総合病院等をご紹介致します。
また、保険についても参考にしていただければ幸いです。
瀋陽市救急指揮中心（救急車）
TEL：120番、電話代有料
［基本料金］
・普通車使用の場合基本料金 40元～50元＋1キロ毎に5元追加
・担架使用の場合
基本料金 40元＋1フロア昇降毎に5元追加
※救急医療器材付き救急車利用時は別料金。(医療器材により異なる)
その他、救急費66元、出診費33元（お医者さんの診療費等）、看護費9.9元等は別料金。
支払方法： 現金のみ（領収書は発行されます）
言語：英語・日本語不可、中国語のみ
病院指定： 可能です。
※英語がわかる人もいますが、英語が通じなかった場合「場所、電話番号、名前」と｢救命車、送医院」を紙に書き、現地の人に見せて救急車を呼んでもらいましょう。
※中国では日本の漢字を書けば意味が通じる事が多いので、万一の場合は筆談も有効です。
瀋陽市内の総合病院
○中国医科大学付属第一医院 (The First Hospital of China Medical University)
TEL：024-8328-3333(代表)、024-2271-3586(緊急)住所：瀋陽市和平区南京北街155号
診療時間:月～金曜8:00～11:30/13:30～16:30（要予約）
※緊急時は24時間対応可
言語：英語・日本語 不可、中国語のみ
入院：可
必要書類：パスポート、海外旅行傷害保険証
※内科、外科、眼科、歯科、小児科、産婦人科等の診療可
○中国医科大学附属盛京医院 (The Shengjing Hospital of China Medical University)
TEL：024-2389-2620 (代表)、024-8395-5555(緊急)住所：瀋陽市和平区三好街36号
診療時間：月～金曜 08:00～11:30/13:30～17:00（要予約）
※緊急時は24時間対応可
言語：英語・日本語不可、中国語のみ
入院： 可
必要書類：パスポート、海外旅行傷害保険証
※内科、外科、眼科、歯科、小児科、産婦人科等の診療可
○瀋陽軍区総合病院
立体交差橋の東100ｍのところにあり、1948年11月に建てられ、医療、保健、科学研究、教学が一体化した総合病院です。住所：瀋陽市瀋河区文化路83号
TEL：024-2885-6114
○瀋陽市第四人民医院
瀋陽市第四人民医院は、交通が便利で四方八方に広がる黄河大通り沿いにあり、 医療、教学、科学研究、予防、保健などが集結した現代式総合病院です。疾病予防センター、救急センターは衛生疾病予防、健康診断、救急医療などの全面的なサービスを提供しており、最新設備が整い、外国語の話せる專門スタッフを配備しています。
住所：瀋陽市皇姑区黄河南大街20号
TEL：024-8686-2514
○環球医生（Global Doctor）グローバルドクター
24時間、中国語、英語、一部日本語の対応可です。住所：瀋陽市大東区江街54号 徳済医院 環球医生国際問診
TEL：024-2433-0678、024-2432-6409
※日本語で対応可能な医師が勤務していますが、常勤しているとは限りませんのでご注意ください。
○金秋医院
24時間、中国語、日本語対応）住所：瀋陽市瀋河区小南街317号
TEL：133-2401-6345
※日本語で対応可能な医師が勤務していますが、常勤しているとは限りませんのでご注意ください。
その他のポイント
海外で社会保険（国民健康保険）を利用される場合は、診察内容明細書・領収明細書を忘れないように。【対象者】
社会保険、国民健康保険の加入者（被保険者）または、健康保険加入者の扶養家族。【保険の範囲】
日本国内で認められている医療行為、保険診察の範囲内での保険給付となります。【請求期限】
治療費を支払った日の翌日から起算して2年間。【治療負担額】
海外で治療を受けた場合、帰国後に申請をしても全額が変換される訳ではありません。国内で同じケガや病気をした場合を基準に算出した、負担額を除いた金額が還付されます。
目安として、負担額は3割前後（約7割が保険でカバー）です。
上記内容は、あくまでも国内で保健医療を受けた場合に準じた医療費で、日本で適用外の薬品や治療を受けた際には、全額負担となります。
【注意事項】
会社員の組合管掌健康保険の場合は、所属している健康保険組合にお問い合わせください。国民健康保険の場合、留学（出発）前に最寄りの各市町村にて 、海外での「診療内容明細書」・「領収明細書」の書類を入手してください。
（万が一の備えで2、3部あるとよいでしょう。）
中国現地で治療を受けた際、 「診療内容明細書」・「領収明細書」の用紙に必要事項を記入してもらい、帰国後、日本語訳を添付して各自治体へ提出します。
あくまでも参考ですので、詳しくは最寄りの各市町村や自治体にご確認下さい。
「万が一のために」海外保険への加入を検討しましょう。
現在すでに加入されている方は、ご自身の加入されている保険について、再度確認される事をオススメ致します。
