中国でのマナー、呼び方
名前は日本と同じ順です
中国人の名前は日本と同じで、西欧とは異なる順番で表されます。
それぞれ姓・世代名・名前の順です。
世代名と名前はスペースやハイフンで分けられる場合もありますが、たいていの場合は一語で表されます。
呼び捨てでもいいです
中国では、普段相手の名前を呼び捨てにします。
日本で言う「…さん」や「…様」等は使いません。
公式の場合は「同士」男性には「先生」年配の女性には「女士」若い女性には「小姐」をつけます。
親しみをもって呼ぶとき・・
親しい人や同僚には、名字の前に「老」や「小」をつけます。
お年寄りには、敬意と親しみを表し名前の後に「老」をつけます。
姓に職業上の役職を付けて呼ぶのが一般的です
中国人を呼ぶ際には、姓に職業上の役職を付けて呼ぶのが一般的です。
職業上の役職がない人に対しては姓のの後ろに「先生」や「女士」「小姐」をつけて呼ぶようにします。
タバコをすすめることがあります
人前でタバコを吸う場合、相手にもタバコを勧めるのが一つのマナーになっています。
自分と相手が煙草を吸う場合、自分の煙草を相手に勧めます。
これは、仲良くしましょうという意味もあるので、喫煙者は受け取って吸いましょう。
ショッピングをする時
まず覚えておきたいひと言は「便宜一点(pián yi yì diǎn ピェンイーイーディエン)!」=「ちょっとおまけして」。
中国人にとっては、外資系店鋪や大規模なデパート以外では、値切って買うのが当たり前です。
自由市場などでは、一般に売り値の倍ぐらいの値段からスタートして、お互い少しずつ譲り合っていくようです。
贈り物として嫌われるので注意しましょう
御祝儀や贈り物で日本人は「4」の数を嫌いますが、中国人は奇数を嫌い、偶数になるものを喜びます。
これは対になっているものを好むという習慣からだと言われています。
例えば、お酒だったら1本より2本が3本よりは2本が望ましいのです。
その他にも、時計や傘・扇子は不吉な贈り物として忌み嫌われるので注意して下さい。
これは、時計は中国語で「鐘」終わりの「終」と発音が同じなためです。
傘と扇子も別れを意味する「散」と発音が似ているため、好まれない事が多いのでご注意下さい。
トイレに入る前の注意
日本ではトイレの中に先に人が入っているかどうかをノックをして確かめますが、中国ではあまり通じません。
ノックの返事が無く鍵もかけずに人が入っていたりします。
中国語で「有人吗(yǒu rén ma ヨーレンマ)?」=「入ってますか?」と言って確かめるのが確実です。
女性に対して
中国では「天の半分を支える女性」という考え方が広く浸透しています。
日本以上に男女は職場や家庭内でも平等です。
女性を差別したり、からかったりすることはもちろん、男性が気軽に女性に触るなどは絶対に慎んで下さい。